12月15日 出光美術館へ行ってきました。
長谷川等伯と狩野派 ~12月18日まで
出光美術館で開催されている 「長谷川等伯と狩野派」のポスター
第1章 狩野派全盛
作者の狩野長信は狩野永徳の弟。
桃を中心にして、右に桜、左に海棠が描かれた
桃山絵画らしい、華やかな作品で、私は一番ひかれました。
等伯が上洛したこの頃は、織田信長の支配下で
狩野派全盛期だったようです。
第2章 等伯の芸術
出光美術館の所蔵する等伯作品のベスト1かな?
東京博物館の「松林図」の次ぐらいに私には思えますが・・・。
第3章 長谷川派と狩野派
第4章やまと絵への傾倒
長谷川等伯は、能登の七尾生まれ。33歳で上洛して頭角を現し始めた頃、
中央画壇を支配していたのは狩野派。その後ライバル関係になり、
孫の探幽の時代になってもせめぎあいは続いたようです。
純粋に絵を描く以上の「まさに生死をかけて対決した」関係だったことも知りました。
日経朝刊小説に 「等伯」が連載されています。
戦国の世にあって「天下一の絵師になる」という夢を抱き、
画業に打ち込んだ等伯の生涯を描いたものです。
そのせいもあってか、かなり若い人も多かったです。
ロビーで皇居方面を眺めながら、サービスのお茶を頂く。
わりと簡単にこの美術館に足を運べるアクセスの近さがアリガタイです。
ロビーからの皇居方面展望 携帯で撮ってみました。