9月14日 富士山の御中道から 大沢崩れを訪ねました。
1合目駐車場からの富士山 午前7:00
富士山の中腹をたどる御中道は、標高2300m~2800mを通って
一周するルートです。富士講の信者で、富士山に3回以上登頂経験の
あるもののみに許された最上級の修練の道だったそうです。
今は、大沢崩れで通行不能になって以来、1周は出来ず、
スバルライン5合目から往復するハイキングコースになっています。
5合目手前の奥庭駐車場に車を止め(7:40 11℃) 奥庭一帯を散策しました。
御中道は樹林帯で、針葉樹と広葉樹が混じって、シャクナゲが多く、
7~8月頃が見頃だそうで、期待が持てます。
お庭 御中道口 仏石流し 一番沢 大沢崩れ
大沢崩れとは、富士山の西側で御中道より上の斜面がスプーン状に
えぐられているところです。
山頂近くから崩れ始めているそうです。その岩石の崩れ落ちる音が聞こえるので
「鳴沢村」と命名された…と、出会ったハイカーに教えてもらいました。
昭和51年、作家幸田文は偶然見た安倍川源流の大谷崩で、自然の営力に
深い感慨を覚え、その年の7月、富士山の大沢崩を訪れ、
随筆(というより一種のルポルタージュ) 「崩れ」を執筆しました。
スギゴケ サルオガセ
コケモモ と 珊瑚みたいなコケ(でしょうね?) 砂礫地には オンタデ ばかり
お庭近くではきのことりの人にちょこちょこ会いました。
「今年はあまり取れない」と言っていましたが、きびしく鑑札(年2000円)が必要だそうです。
「小鳥の写真とり」 か 「きのことり」が多くて、「景色を見に来た」のはナ~ンダ・・・の部類でした。
富士山のトイレが今年新しく設置されて、1合目のは泡式、5合目のはトラックで水を運び、
バキュームカーで運び下すやり方のようでした。すばらしくきれいでしたヨ。
散策路も新しく整備されて、世界遺産登録をめざした意気込みを感じました。