2022年10月14日「~いざ鎌倉!鎌倉ハント(新しい発見)」事業のモニター参拝者になりました。
新しい鎌倉の魅力を発見して、一部に集中している鎌倉の観光客に、混雑を避け鎌倉の広域を
楽しんでもらいたい、という思いから鎌倉市観光協会と旅館組合で立ちあげた事業だそうです。
「非公開文化財特別公開と特別体験のプラン」のうち「建長寺」に行って来ました。
(他に、二階堂エリアの覚園寺と材木座エリアの明光寺があったようです。)
朝9:30に北鎌倉駅に集合して(30名ほど)、歩いて建長寺に向かいました。
** 総門
総門で案内のお坊さんが待っていてくださいました。
桜並木を三門へ
** 三門 (重文)
楼上に五百羅漢が安置されています。普段は昇れない急階段を上って、
「絶景かな」を味わいました。扁額をまじかに見ることができました。
回廊から見た入口(総門)の方角
** 梵鐘は国宝です。
「鐘つけば 銀杏散るなり 建長寺」明治28年9月、この俳句は夏目漱石によって
作られました。親友の正岡子規は、この句を参考に「柿食えば 鐘が鳴るなり法隆寺」
を作りました。・・・先に出来た句を皆さんの力でもっと有名にしていただきたい・・・
と、お坊さんから頼まれました。
**仏殿 の方角 道の両脇の大樹は柏槙で、創建当時から生き抜いてきた古木です。
建物は、1647年東京・芝の増上寺より徳川二代将軍秀忠夫人(お江の方)の御霊やを移築したもの。
本尊・地蔵菩薩坐像
** 法堂 (重要文化財)
釈迦苦行像や千手観音菩薩が飾ってある。 天井には日本画家小泉淳作画伯の水墨の雲龍図。
創建当時の伽藍配置は、総門、三門、仏殿、法堂、方丈などが直線に並んでいました。
** 唐門(重文)
方丈(龍王殿)の正門です。仏殿と同様1647年に移築されたもの
方丈庭園 (名勝史跡)
** 「けんちん汁」と「いざ鎌倉弁当」
けんちん汁は、750年以上の歴史があるそうです。
このプロジェクトのために、けんちん汁を作られた僧侶の方より、その由来、食事五観文
(食前にお唱えする御経)などをまとめたパンフレットを初めて作ったり、鎌倉一のお料理屋
「鉢の木」の「いざ鎌倉弁当」を考案してもらったり、……の、お話をお聞きしました。
建長寺は、鎌倉幕府5代執権北条時頼によって創建されました。我が国最初期の禅寺。
鎌倉5山の第1位のお寺です。
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建長寺特別参拝は、時々霧雨に傘をさしながらも、普段は非公開の三門楼上へ登らせて頂いたり、
けんちん汁を頂きながら、『命を頂く』という考えなどを教えてもらったりして、期待以上でした。
この後、北鎌倉のお寺にいきました。