花歩る木

山と旅がすきです

マリー・アントワネット展 (森アーツセンターギャラリー)

2017-01-21 13:01:54 | 美術館

1月20日 曇り時々雪、という寒い日、美術館はすいているかも・・・と思って出かけました。
    「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」
                                                                    ~2月26日まで
    波乱の人生を送ったフランス王妃マリー・アントワネットの生涯をたどる展覧会。
    フランス以外の国では、はじめての催しだそうです。

      
      六本木ヒルズの広場   この奥の方から右手のビルの52階に上ります

      
      ベルサイユ宮殿の庭園側(雪の風景)                       「日曜美術館」から

      
      ヴェルサイユ宮殿鏡の回廊で 14歳のアントワネットは結婚式をあげた  1770年5月16日

      
      即位  ルイ16世(20歳)                   王妃マリー・アントワネット(19歳)
 
      
      フランス王妃 マリー・アントワネット 1785年   豪華な宮廷用ドレスに身を包んでいます

      
      王妃の寝室 寝室であっても公のものとして作られるため華美な装飾がほどこされている

      
      王妃がプライベートな時間を過ごした「プチ・アパルトマン」                 撮影 OKでした
     
      今回の王妃の浴室・居室の展示は、目玉の一つで実際に使われた家具なども
      原寸大で再現したものです。宮殿を訪れたような臨場感を味わえました。
           
           アントワネットの栄華は、ここまで。やがて激動の時代がやってきます。
     フランス革命についての資料や絵画、投獄生活で身に着けた粗末な下着もあります。
      
     私もパリのセーヌ川のほとりにあるかっての牢獄・コンシェルジュリーで、アントワネットが
     かくまわれていた部屋を見ました。粗末なシュミーズ姿で(人形の)後ろ姿がうすぐらい
     光の中に座っていて、狭い部屋なのに、2人も監視がそばにいて、何という哀れさ!
     むごさ!・・・何とも言えない彼女の孤独と哀しみを感じたものです。

      
      処刑される直前まではいていた靴の片方も展示されています。

      
      死刑の処されるマリー・アントワネット   1793年10月16日           日曜美術館より

      断頭台に向かう際に見せた威厳に満ちた態度は、人々の心を打ち「悪女から聖女へ」 
     イメージを
変えられた・・・と言われた。 この人、世間知らずだったけど、
     そんなに悪い人だったんでしょうか?


    
     実在の人物でありながら、37年の生涯をたどって、小説か映画を見たようなため息が
     出ました。仏
の歴史に刻まれただけでなく、「エリザベート」と同じく全世界を魅了しています。
     観客はほとんどが中年位の女性。「ベルばら」の世代なんでしょうか。
     男性は20~30人に一人。 全体に
混んでましたよ。