5月11日 映画「百日紅」を見てきました。
杉浦日向子の同名漫画を、原恵監督がアニメーション
映画化した人間ドラマです。
葛飾北斎の娘・お栄が主役で、杏がアニメ映画の声優に
初挑戦しました。
庶民から愛された浮世絵師 葛飾北斎の三女・お栄も
スバラシイ腕前の浮世絵師だったそうです。
画号の応為(おうい)と言う名の由来は、北斎が「おーい、おーい」と
呼んでいたので、そのまま画号になったそうです。
江戸に生きる人々をたんたんと描いて、ストーリーに特別な
盛り上がりはなく、お栄が杏さんそのものの様なキャラクターに
重なって、身近に感じられました。
江戸の風景が美しく、とくに川と橋が素晴らしかったです。
江戸好き、杉浦日向子さんフアンには、
魅力があったんじゃないでしょうか?
真ん中の獅子は北斎、周囲の花は応為 の合作
北斎と応為は、片付けができなくて、部屋が散らかったら
引っ越しを繰り返していたそうです。
その為北斎は生涯で90回以上引っ越しを経験しているとか。
応為は、父の北斎を看取った後、家出をして消息不明と
なってしまったそうで、そのためか現存する作品は
10点余りと少ないのだそうです。