花歩る木

山と旅がすきです

エリザベート展(三越)

2012-08-19 09:18:49 | 美術館

8月16日 三越で エリザベート展が開かれています。
                                                             ~8月20まで。

        オーストリア皇妃エリザベートは、その美貌と悲劇的な
      生涯で、本国のみならず、日本でも関心の高い貴婦人です。

      フランツ・ヨーゼフ1世に見初められ、16歳でハプスブルグ家
      に嫁いだ皇后。ヨーロッパ随一の美貌と言われ、
      “シシィ”の愛称で親しまれていましたが、悲劇的な波乱に満ちた
      生涯を送りました。

       
        展覧会の入口
      
      
     
          
            エリザベートはハプスブルグ宮殿の古いしきたりに耐えられず、
      その心を埋めるように若さと美を追い求め、
      身長172cm、W50㎝、体重50kg の体形を生涯 維持したそうです。
      過酷なダイエットのメニュー、体操用具、W50cmのコルセット等が
      展示されていました。
      ですが、絢爛豪華な生活の裏には、哀しみも多かったようです。

      4年前に、ウイーンを旅したとき、皇太子が情死したという 今は修道院に
      なっている屋根裏部屋を見せてもらいました。あまりにリアルで、その時の
      シシィの驚き、悲しみは いかばかりだったやら・・・と
      胸が詰まる思いがしました。

      シシィ自身も旅先のジュネーブのレマン湖の畔で、無政府主義者に
      殺害されてその生涯を閉じたのです。 114年前に。

      いまだにウイーンでは “エリザベート=シシィ”の人気は絶大で
      土産物に 「シシィチョコ」など「シシィ」の名が付いているものが多かったです。


      さて、目を転じて、「東洋一の美貌」 を鑑賞しました。
      三越創立50周年記念として、1960年に建立された 天女(まごころ)像です。
      豪華絢爛な木造の高さ14mの大作です。

        
          
        
         天女像の後ろにパイプオルガンがあります。
        毎日10:00,12:00,15:00と演奏されますが、
        月に1度、青島広志さんが演奏されます。フアンが多いらしいですよ。
                   
                      

                       地下で食料品を買っただけで
                       今日も三越で楽しく遊ばせていただきました。