1月24日上野の東京博物館へいってきました。
1月2日から、2月19日まで、日中国交正常化40周年を記念した
特別展「北京故宮博物院200選」が、開かれています。
中国4千年の至宝の数々のうち、門外不出の名品が日本で初公開されています。
何と言っても、一番の人気は名品中の名品といわれる「清明上河図」。 一級文物
これを見んがために、夫と私は9時30分開館の15分前に着いたのに、
「なに これ!」と驚く長い、長い行列。今まで経験したことなかったくらい。
「清明上河図」だけはこの日限りなので、熱烈フアンが殺到したのかしら?
10時に館に入れましたが、「清明上河図」を見る列は、その上4時間待ちだというので、
残念無念で私たちはあきらめました。TV「日美」を見たからいいことにしよう・・・って。
北京故宮博物院(紫禁城) 長さ5m、幅24センチの本物ですゾ。↑
1月8日のゲスト 浅田次郎さん 現代の河南省開封市
NHK「日曜美術館」より
「清明上河図」 12世紀初頭に描かれた春の清明節の1日、北宋の都「開封」の
賑わいと、庶民の日常の様子を克明に描いた絵巻。
これほど当時の人々の姿をいきいきと描いた絵は、世界でも類をみない傑作だそうです。
ちなみに、この絵に登場する人物は773人ですって! 神技ですよね!!
「康煕帝南巡図」
「清明上河図」をパスして、私が一番魅かれたのは「康煕帝南巡図」でした。
清朝の第4代皇帝・康煕帝が江南地方を視察したようすを描いた作品。
2巻展示されていて、横26m、33mの大きなもの。一級文物
ゆったりみられました。
「南巡図」は「清明上河図」の清朝版ともいえる作品です。
12巻描くのに6年かかったという清朝の“国家プロジェクト”だったのでしょう。
スケートをする満州族の人々(上、左) 西洋人に交じって琉球使節の顔(上、右)
北京に帰還する康煕帝の一行のすがた。正陽門から太和殿に至る
紫禁城の風景はまさに壮観で、昨年 ここを旅してきたので、よく理解できました。
また、映画「ラストエンペラー」 や テレビドラマの「蒼穹の昴」 を思いだいました。
国外へ出たのは初めてという中国4千年の至宝、しかもほとんどが1級文物。
観光で見た故宮博物院の宝物は、ほんの1部だったんですね~。
朝日新聞さん、ご招待券 ありがとうございました。