12月24日 高尾山へ行ってきました。
22,23日前後の高尾山は、頂上からダイヤモンド富士が
見られるので有名で、大勢の人で賑わいます。
朝8時に、めったに乗らないケーブルカーに乗って
上りを省略しました。とーちゃんは体が重い、足が痛い・・・
と言ってとぼとぼ歩いて付いてきました。
無理してこなくてもいいのに~~サ~。
8時50分に頂上に着いた時には、すでにかなりな数の
カメラマンが三脚を立てて場所取りをしていました。
カメラマンの一人、TMさんと話をしました。 《今年の富士sunset》
彼は今年だけで、130回高尾に上っているそうです。
ダイアモンド富士週間はほぼ毎日。8時半に場所をとって、
あと4時10分頃まで「晴れますように」と祈りながら日の入りを待つのだとか。
プロではないそうですが、プロ並みの腕前、心意気でした。
興味津々の私に特別に紙焼き写真をくれたので、了解をえて拝借しました。
2008年に私が写したダイヤモンド富士 と言うよりこの雑踏!!
左:次に話し込んだカメラマンは77歳。
2年前に奥さんを亡くして、途方にくれててもイケナイ・・・と気づいて
高尾へ「健康登山」することに思い至った。健康登山というのは
登るごとに薬王院で判を押してもらい21回で1冊終わって、
精進料理のご馳走にあずかれます。積もり積もって、100回、500回
1000回と積み上げると、功績をたたえる名札がかかげられます。
この人はミニ位牌を懐に入れて、お守りにもなってもらい、
奥さんとどこへでも一緒に歩いて、健康を保っているというお話でした。
1万6千円であつらえたミニ位牌・・・いい考えでしょう?
右:奥高尾へ霜柱をチェックしにいってきました。
一丁平の北側まき道に11時過ぎでしたが見られました。
冬の風物詩「シモバシラ」 自然の造形美に驚いてしまいます。
左:フユノハナワラビ
初冬に新葉をだし、長い胞子葉がワラビに似ていて花に見える。
右:今年の鬼女ランは2週間遅かった。
2008年に撮った「キジョラン」
実が割れ、冠毛を持った種子が飛ぶ。この姿を鬼女が髪を振り乱した
様子にたとえた名前です。
ランの名がついていますが、ラン類ではなく、常緑多年草のつる植物です。
アサギマダラという美しい蝶の食草として有名です。
今年の納めの高尾登山、とうちゃんの体調がだんだん良くなって、
奥高尾をまわって6号路を歩いて帰りました。ほどほどの
山歩きの出来た「中ぐらい」幸せな一年でした。
今年は東日本大震災で自然の圧倒的な力と怖さを思い知りました。
命のはかなさも心に刻みました。
どうか被災地の復興が1日も早くもたらされますように、
そして、自然が、山が、人々の心に元気をあたえてくれますように
お祈りいたします。