花歩る木

山と旅がすきです

高尾山(137)

2011-12-28 14:12:30 | 山歩き

   12月24日 高尾山へ行ってきました。
     22,23日前後の高尾山は、頂上からダイヤモンド富士が
     見られるので有名で、大勢の人で賑わいます。

     朝8時に、めったに乗らないケーブルカーに乗って
     上りを省略しました。とーちゃんは体が重い、足が痛い・・・
     と言ってとぼとぼ歩いて付いてきました。
         無理してこなくてもいいのに~~サ~。
     8時50分に頂上に着いた時には、すでにかなりな数の
     カメラマンが三脚を立てて場所取りをしていました。
    
     

     
     カメラマンの一人、TMさんと話をしました。      《今年の富士sunset》
     彼は今年だけで、130回高尾に上っているそうです。
     ダイアモンド富士週間はほぼ毎日。8時半に場所をとって、
     あと4時10分頃まで「晴れますように」と祈りながら日の入りを待つのだとか。
     プロではないそうですが、プロ並みの腕前、心意気でした。
     興味津々の私に特別に紙焼き写真をくれたので、了解をえて拝借しました。

        
      2008年に私が写したダイヤモンド富士   と言うよりこの雑踏!!
     
         
      左:次に話し込んだカメラマンは77歳。
        2年前に奥さんを亡くして、途方にくれててもイケナイ・・・と気づいて
        高尾へ「健康登山」することに思い至った。健康登山というのは
        登るごとに薬王院で判を押してもらい21回で1冊終わって、
        精進料理のご馳走にあずかれます。積もり積もって、100回、500回
        1000回と積み上げると、功績をたたえる名札がかかげられます。
        この人はミニ位牌を懐に入れて、お守りにもなってもらい、
        奥さんとどこへでも一緒に歩いて、健康を保っているというお話でした。
        1万6千円であつらえたミニ位牌・・・いい考えでしょう?
       
      右:奥高尾へ霜柱をチェックしにいってきました。
        一丁平の北側まき道に11時過ぎでしたが見られました。

     

     
        冬の風物詩「シモバシラ」 自然の造形美に驚いてしまいます。
     

      
      左:フユノハナワラビ
        初冬に新葉をだし、長い胞子葉がワラビに似ていて花に見える。
      右:今年の鬼女ランは2週間遅かった。
     
     
      2008年に撮った「キジョラン」
           実が割れ、冠毛を持った種子が飛ぶ。この姿を鬼女が髪を振り乱した
      様子にたとえた名前です。
      ランの名がついていますが、ラン類ではなく、常緑多年草のつる植物です。
      アサギマダラという美しい蝶の食草として有名です。
          
      今年の納めの高尾登山、とうちゃんの体調がだんだん良くなって、
      奥高尾をまわって6号路を歩いて帰りました。ほどほどの
      山歩きの出来た「中ぐらい」幸せな一年でした。


      今年は東日本大震災で自然の圧倒的な力と怖さを思い知りました。
      命のはかなさも心に刻みました。
      どうか被災地の復興が1日も早くもたらされますように、
      そして、自然が、山が、人々の心に元気をあたえてくれますように
      お祈りいたします。