9月26日、27日 上高地から岳沢に登ってきました。
上高地は穂高岳、槍ヶ岳など北アルプスの主峰を訪ねるとき、
往復、片道だけ、 と何度も通ったおなじみの地域です。
ここ2年ほど訪れてなかったので、懐かしい景色が一段と美しく、新鮮に感じました。
梓川の対岸から見た穂高連峰
西穂↑ 奥穂↑ 白い谷が岳沢↑ 吊り尾根 前穂↑ 明神↑
静かに流れる梓川 河童橋
松本を通って 沢渡(さわんど)へ着いたのが10時。
そこから乗用車はバスかタクシーに乗り換えて、上高地に入ります。
上高地の手前の大正池でタクシーを降りて、そこから散策を始めました。
大正池は 大正4年の焼岳の噴火の際に生じた泥流によって、
梓川がせき止められてできた池です。
現在も焼岳や梓川より流れ込む土砂によって、埋まり続けているそうで、
往年の写真や絵画で拝見するイメージは失われつつあります。
焼岳(2455m) は今もなお活動している活火山です。
1度登ったことがありますが、ご~~っと噴煙を上げているところはコワイですよ。
岳沢(穂高岳)山行
岳沢は穂高連峰の登山口の1つです。
岳沢ヒュッテは数年前に雪崩で流されました。お気の毒に雪崩の後に主が交通事故で
なくなっています。その後、槍ヶ岳グループが昨年7月に再建して営業を再開しました。
新しい小屋に泊まって、穂高の空気を吸って来たい…というのが今回の目的でした。
岳沢登山口(1520m)⇒2時間30分(コースタイム)⇒岳沢小屋(2170m)
実際は3時間以上かかってたどり着きました。とーちゃん、膝が悪いから。
岳沢小屋からみた河童橋 ↑
上高地ではどこにいても風景の中心にあるのが穂高連峰です。
高峰のなかでも、とりわけ岳人の血沸き、肉躍る人気最高の山です。
最高峰・奥穂高岳は標高3190mで、日本第3位で
上高地とは1700mもの高度差があります。
ゴゼンタチバナ オオカメノキ アキノキリンソウ
ヤマハハコ ノコンギク
散策した上高地一帯は、国立公園の中でも最も規制の厳しい特別保護地区であり、
特別名勝・特別天然記念物に指定されている、トクベツ 素晴らしいところでした。
年間140万人の人が訪れるそうですが、河童橋周辺を離れるとどこを切り取っても
静かで見事な景色の連続。ゆったりした時間のなかで楽しみたいものです。
特に、梓川の流れは私の世界遺産でした。