花歩る木

山と旅がすきです

尾瀬 アヤメ平、日光キスゲ

2011-07-18 12:50:00 | 山歩き

7月14日15日 尾瀬へ行ってきました。

   7月14日 群馬県側の入山口、鳩待峠からアヤメ平に登りました。
   かつては 「山上の楽園」 と呼ばれていたアヤメ平ですが、
   戦後のブームで踏み荒らされ、湿原が裸地化して植物が失われました。
   だが、東電や群馬県などの40年以上の地道な復元活動で9割が回復できたそうです。
   
   今は 木道がしっかり山全体に行き渡り、ぬかるみなどありませんでした。
   その上、歩く人が極端に少なく、途中で出会った木道補修の3人の若者ぐらい。
   木道の材料は国産の落葉松で(折れにくく、水に強い) 10年前後で架け替えるとか、
   廃材は 尾瀬の「木道エコペーパー」として 東電社員の名刺やパンフレットに
   使っているそうです。 東電さんの知られざるいいお話をお聞きしました。

   アヤメ平、と聞くとアヤメが咲き乱れる湿原を想像しますが、
   地名の由来はキンコウカの葉をアヤメの葉と見間違えたことによる、
   と言われています。
   今の アヤメ平は360度の大展望で、緑を取り戻し、鳥がさえずり、
   静けさを存分に満喫できる 「天上の楽園」 そのものでした。
   


                     画面右下の四角をクリックして大画面で見てください。

   7月15日 竜宮⇒見晴⇒東電小屋⇒牛首⇒山の鼻⇒鳩待 と歩きました。
   梅雨が明けた尾瀬ヶ原はニッコウキスゲのシーズンです。
   東電小屋からヨッピ橋をわたって牛首への道はニッコウキスゲに埋め尽くされていました。
      

    
   コバイケイソウの実          カラマツソウ       チングルマの花穂とサワラン
    
     タテヤマリンドウ          コヨウラクツツジ         ヤグルマソウ


   はるかまで続いているニッコウキスゲの海原、
   一面黄色で埋める華やかさは尾瀬を象徴する眺めでした。
   
   尾瀬国立公園が掲げる基本理念は
   「みんなの尾瀬を、みんなで守り、みんなで楽しむ」 というものです。
   何度でも行きたい。花々と出会いたい。新しい感動にふれたい。
   大好きな尾瀬です。
                                                                                       


      なでしこJapan バンザーイ!!   
    朝 4時半からかじりついてみてました。 感動!! おめでとう!!