翌8/2は一番の長丁場。4時半に小屋を出て、薄暗い中を薬師平を通って薬師峠に向かい、水場で朝食、朝焼けに染まる黒部五郎岳も見えました。
この日は前日と打って変わって雲一つ無い青空。意気揚々と北ノ俣岳への登りにかかり、快調に飛ばします。途中ハクサンイチゲの大群落があり、やや花盛りは過ぎていて、もう1週早く来られていれば良かったと思うと、ちょっと残念でした。
北ノ俣岳から赤木岳へ向かう稜線からの眺めは実に素晴らしく、今まで歩いた中でベストと言っても良いものでした(今までのベストは大雪山の五色ヶ原です)。右手に遠く白山、前方に手前から黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山が、似たような姿と大きさで順番に並んでいます。歩く人もほとんどおらず、人工物も目に入らず、北アルプスの奥地であることを実感させます。
道は次第に黒部五郎岳に近づき、斜面に付けられたジグザグの登山道が目に入ります。あれを登るのかと思うといささかうんざりしますが、念願の山に登頂できるかと思うと、さほど苦にもなりません。30分ほどで黒部五郎の肩に到着、カールの底を見下ろすと、遠くに槍ヶ岳と鷲羽岳が見えます。荷物を置いて山頂へ向かいます。
山頂では予想通り、雲一つない空の下で素晴らしい光景が広がっています。北に薬師岳と遠くに立山、赤牛岳、水晶岳、東に鷲羽岳、南東に槍ヶ岳と穂高岳、南に笠ヶ岳が聳えています。ここで前日薬師岳山頂で一緒だった学生、薬師岳山荘で一緒だったIさんと再会し、大写真撮影会となりました。
山頂からの眺めを堪能した後で山頂を後にし、カールに下っていきます。カールから見上げる山肌はすごい威圧感があります。カールの中にはかつて雪(氷河)によって削り取られて運ばれた大小の岩がゴロゴロと転がっています。水場では雪渓から流れてくる冷たい水で顔と腕を洗いました。
黒部五郎小舎まで一気に下り、昼食タイムに。山頂で一緒になった皆さんとここでも一緒になり、皆でカレー(これがなかなか美味しかった)をいただきました。
この後の三俣山荘までの登りはこれまたとてもきつかった。この日は今回の行程で最も長丁場であるため、最後はかなりへばりました。幸い雲が出てきたので、暑さに悩まされることはなく済み、三俣蓮華岳には登頂せずに巻道を通り、何とか三俣山荘にたどり着きました。
三俣山荘では布団2枚に3人とのことでしたが、何と私の次に受付をしたのは、前日からずっと一緒だったIさん、私の前に受付をした若い男性は、その翌日の雲ノ平山荘でもご一緒するという偶然が重なりました。夕方にはすっかり雲も晴れ、眼前に鷲羽岳と槍ヶ岳が鋭く聳えているのが見えました。三俣山荘の夕食は有名なジビエシチュー。とても味わい深かったです。寝酒に珍しくグラスワインなどいただきました。(歩行距離17.42㎞、歩行時間10時間10分)
朝焼けの黒部五郎岳
北ノ俣岳から南方を望む。左から槍ヶ岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山。
左から鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳、黒部五郎岳。
御嶽山
乗鞍岳
薬師岳と後ろに剱岳
笠ヶ岳
剱岳と立山
薬師岳、立山、遠くに白馬三山、赤牛岳、水晶岳(黒岳)
黒部五郎岳への登り
黒部五郎岳のカール
コバイケイソウ群落の向こうに鷲羽岳
黒部五郎岳のカールを見上げる。
黒部五郎岳のカール全景
三俣山荘からの鷲羽岳
三俣山荘からの槍ヶ岳
この日は前日と打って変わって雲一つ無い青空。意気揚々と北ノ俣岳への登りにかかり、快調に飛ばします。途中ハクサンイチゲの大群落があり、やや花盛りは過ぎていて、もう1週早く来られていれば良かったと思うと、ちょっと残念でした。
北ノ俣岳から赤木岳へ向かう稜線からの眺めは実に素晴らしく、今まで歩いた中でベストと言っても良いものでした(今までのベストは大雪山の五色ヶ原です)。右手に遠く白山、前方に手前から黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山が、似たような姿と大きさで順番に並んでいます。歩く人もほとんどおらず、人工物も目に入らず、北アルプスの奥地であることを実感させます。
道は次第に黒部五郎岳に近づき、斜面に付けられたジグザグの登山道が目に入ります。あれを登るのかと思うといささかうんざりしますが、念願の山に登頂できるかと思うと、さほど苦にもなりません。30分ほどで黒部五郎の肩に到着、カールの底を見下ろすと、遠くに槍ヶ岳と鷲羽岳が見えます。荷物を置いて山頂へ向かいます。
山頂では予想通り、雲一つない空の下で素晴らしい光景が広がっています。北に薬師岳と遠くに立山、赤牛岳、水晶岳、東に鷲羽岳、南東に槍ヶ岳と穂高岳、南に笠ヶ岳が聳えています。ここで前日薬師岳山頂で一緒だった学生、薬師岳山荘で一緒だったIさんと再会し、大写真撮影会となりました。
山頂からの眺めを堪能した後で山頂を後にし、カールに下っていきます。カールから見上げる山肌はすごい威圧感があります。カールの中にはかつて雪(氷河)によって削り取られて運ばれた大小の岩がゴロゴロと転がっています。水場では雪渓から流れてくる冷たい水で顔と腕を洗いました。
黒部五郎小舎まで一気に下り、昼食タイムに。山頂で一緒になった皆さんとここでも一緒になり、皆でカレー(これがなかなか美味しかった)をいただきました。
この後の三俣山荘までの登りはこれまたとてもきつかった。この日は今回の行程で最も長丁場であるため、最後はかなりへばりました。幸い雲が出てきたので、暑さに悩まされることはなく済み、三俣蓮華岳には登頂せずに巻道を通り、何とか三俣山荘にたどり着きました。
三俣山荘では布団2枚に3人とのことでしたが、何と私の次に受付をしたのは、前日からずっと一緒だったIさん、私の前に受付をした若い男性は、その翌日の雲ノ平山荘でもご一緒するという偶然が重なりました。夕方にはすっかり雲も晴れ、眼前に鷲羽岳と槍ヶ岳が鋭く聳えているのが見えました。三俣山荘の夕食は有名なジビエシチュー。とても味わい深かったです。寝酒に珍しくグラスワインなどいただきました。(歩行距離17.42㎞、歩行時間10時間10分)
朝焼けの黒部五郎岳
北ノ俣岳から南方を望む。左から槍ヶ岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山。
左から鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳、黒部五郎岳。
御嶽山
乗鞍岳
薬師岳と後ろに剱岳
笠ヶ岳
剱岳と立山
薬師岳、立山、遠くに白馬三山、赤牛岳、水晶岳(黒岳)
黒部五郎岳への登り
黒部五郎岳のカール
コバイケイソウ群落の向こうに鷲羽岳
黒部五郎岳のカールを見上げる。
黒部五郎岳のカール全景
三俣山荘からの鷲羽岳
三俣山荘からの槍ヶ岳
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