はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

藤枝市ハイキングコース:高尾山

2016-10-23 12:09:35 | 低山歩き
歩行記録   H28-10-21(金)
歩行時間:5時間55分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間05分
出発時刻:8時25分     到着時刻:15時30分
歩  数: 30、137歩(推定距離21.4km)    GPS距離20.2km
行程表
 蔵田BS 1:05> 高尾山 0:30> 笠張山 1:15> 水車村 0:15> 不動峡 0:45> 中山公園 0:40> 新東名下 0:35>
 峠の地蔵 0:15> 心学寺 0:35> 金吹橋BS

  
                        藤枝市HPのハイキングコース工程表より

 2回目の藤枝市ハイキングコースは難易度が上級の高尾山です。
前回歩いた高根山は初級でしたので、上級の今日は心して歩かなければならない。と思いたいのですが・・・・・
高尾山は過去何度も登っているが、とても上級とは思えない山です。どちらかと言えば高根山より楽と思っていました。
ただ、今までは高尾山から笠張山・菩提山と縦走ばかりだったので、滝之谷の不動峡には下ったことはない。
上級ランクとはその下り道にあるのだろうか?

          
                    蔵田無料駐車場から                              東海自然歩道の道標

 蔵田バス停から50m程上にある駐車場の先で、東海自然歩道の宇嶺の滝方面と高根山。更に東海自然歩道のバイパスコースの
ビク石方面を指す道標がある。しかし今日歩く高尾山への表示はない。
マーこの道標は自然歩道の物だから仕方ないが、一番下の空いている辺りに高尾山とあれば初めて歩く人も迷う事はないのだが。

 高尾山は道路標識の県道220号を島田方面に進みます。道標は高根山方面です。

 
                鼻崎の大杉の分岐                              登山道入口

 駐車場上の分岐から150m程上にある鼻崎の大杉の分岐で高根山ルートと別れ、左(東)上に延びる林道高尾線に入ります。
高尾山の標識は左側のガードレールの上についています。
その分岐から5分ほど歩いた “高尾山・滝ノ谷” の標識の所から山道が始まります。
山道に入るとすぐ左右に山道が分岐しているが、ここは踏み跡も濃く道も太い右の道に進みます。

 
            倒木の先に道標がある                               作業道に合流

 林の中を斜めに登るようにして行くと何年も前から倒れている倒木がある。この倒木を越した所に道標があり、ここから向きを変え
上に上に続く道になる。
最初からかなりのきつい登りも20分もすると無舗装の作業道らしき道に出てホッとする。それも束の間でまた道は林の中に延びていく。
しかしここからは緩やかな道が山頂まで続くので、今日一番の難所は終ってしまった事になる。
本当に上級コースなのか? 疑問が湧いてきた。
     
 
            ススキの生茂る作業道                            気持のよい山道

 登山道に入ってから林の道、作業道、林、作業道、林道、林の道と歩き、高尾山山頂となるが、この時期は中々歩きずらい。
作業道がススキに覆われていたり、なぜこんな広い道なのに蜘蛛の巣が、と驚くような所にも蜘蛛の巣が待ち構えている。
それでも一時より少なくなっているが、その所為で蜘蛛の巣払いを油断すると顔や体にベシャと絡みついてくる。
この嫌な思いもあと少し、寒くなれば蜘蛛がいなくなるのか蜘蛛の巣も殆ど無くなる。
 
 こんな気持ちの良い道にも蜘蛛の巣は待ち構えているので油断できない。

 
               高尾山山頂                                    高根山

 気持ち良い山道の延長線上に高尾山(675m)の山頂はある。そこの標識には大きく “高尾山・菩提山➡” とあり山頂はまだ先かと
思うと、次の標識には “高尾山山頂” の標識や三角点もあるのでここが山頂だと納得する。
 山頂部分は林の一部が伐採されベンチなども造られている。冬に来たときは北の斜面の雑木が延びて景色を隠していたが、今は
その雑木が切り払われていて景色は見える事は見えていた。だが生憎の曇天で近くの高根山しか見えていない。
本来なら富士山の見える場所だが残念。

 
              山頂下の分岐                                 林道に合流

 今まで何回もこの道を歩いているが全て直進する滝ノ谷・菩提山の道で、左折する中里方面は歩いた事は無かった。
中里とは滝ノ谷川の滝ノ谷集落とは谷違いの集落で、東の瀬戸川沿いにある。その中里集落へ下山する入口がどこか確認したいと
思っていたが、今までここを歩く時は4山縦走で時間的余裕が無く遠回りは避けていたが、今日は違う。時間はタップリある。

 分岐を下ること1分も掛からず林道に合流してしまった。これじゃぁ張合いはないいが仕方ない林道を歩こう。

          
           高尾山のアンテナ塔                                中里分岐

 合流部のすぐ下に、今までは遠くからしか見た事はの無い高尾山のアンテナ塔があった。
塔はしっかりしていたが肝心のアンテナは付いているのだろうか? 見た目には何もないように見えたが。
そのアンテナ塔から少し下った所に中里への分岐の標識があった。道は丈の短い草が一面に生えていて、余り歩かれては
いなそうに見える。もっと寒くなり草や蜘蛛の巣が無くなった頃に歩いてみよう。

 
                  笠張山                                 トイレ裏から高尾山への山道

 林道の先に笠張山が見えているが余り大したことの無い山に見える。確かに上りは大したことはないが、西への下りは笹薮の中の
急な下りで、こんな急坂を上るなんてとてもではないと思ったことがある。

 林道に合流して約10分も下るとトイレがある。高尾山下の分岐を菩提山方向に直進すると、このトイレの後ろに出るのだが、今日は
初めて林道を歩いたがアンテナ塔の位置が確認出来ただけで一度歩けば充分な道だった。

 
               トイレ前の分岐                                林道にある標識

 左の写真の林道を直進すれば笠張山の新道から山頂に向かう道があり、さらに林道を進めば滝ノ谷峠を通り菩提山方向に向かう。
このトイレの分岐から東に向かう道の道標は、林道の左にある道標だけで、そこには “高尾山⇐⇒笠張山” とある。
なので笠張山に向かうときは当然林道を進み、更に先の林道最頂部にある “笠張山登山口” から “新道登山口” を登る事になる。

 だが、ここで問題なのは笠張山には登らない、高尾山ハイキングコースを歩く場合はどこを歩けば良いのか? 分かりません!
仕方ないので菩提山の表示のある林道を進み、新道登山口から笠張山の頂上に向かうしかありません。
そして尾根の上で笠張山と菩提山の縦走路と合流した所にある道標に従い、左の笠張山に向うでしょう。
ようやく着いた笠張山山頂ですが、そこにある道標は 「高尾山⇐⇒菩提山」 となっています。ここでまた頭を抱えてしまいます。
高尾山から歩いて来たのに、前進する山頂の先が “高尾山” と道標に書いてあるのですから・・・・・・

 国土地理院の地図で説明します。


                                地理院地図

 地理院の地図に表示されていない山道と道標の内容を追加しました。
本来高尾山ハイキングコースはトイレの前の分岐から山道に入り、笠張山下の分岐を滝ノ谷に向かって下るコースです。
そのためにはトイレ前の分岐に 「⇦滝ノ谷・笠張山」 の道標が最低限必要です。
そこに道標が無いから道迷いが起きてしまうのです。

 実はその道標がトイレ前の分岐から、林道横の幅広の山道を50mはど行った山の付根にあるのです。しかも2枚も。
ここの1枚をトイレ前の分岐に移動すれば、高尾山ハイキングコースを歩く人の迷いはなくなるでしょうに。

 
          山の付根の滝之谷・菩提山の標識                    笠張山下の滝之谷・高尾山の分岐

 山の付根には “滝ノ谷・菩提山” と “滝ノ谷・笠張山” の2枚の道標があるので、この1枚は移動して欲しい。

 次の笠張山下の分岐には3枚の道標があり、左に下る道の 「高尾山ハイキングコース・滝ノ谷」 の道標を見てホッとする。
ここにある直進する上りの “笠張山・菩提山” の道標を見て、山頂にあった道標の意味をようやく理解できた。
要は笠張山には林道でつながっている3本の道があり、その内真ん中の道は新しくできた “新道” のようです。
そのため笠張山山頂から東西どちらを進んでも高尾山には行けるようになった。
だが幕張山山頂の道標はそれ以前に建てられ訂正されていないので、初めて歩く人は混乱してしまうのです。

 ここの分岐にあるもう一つの道標の内容も少し問題です。道標にある “高尾山・蔵田⇒” は問題ないが、上り方向に書かれた
 “⇦滝ノ谷・菩提山” の表示で勘違いを起こして、滝ノ谷に行くためにはここを上る人もいるかもしれません。
尤もすぐ近くには下り方向を指した道標に “滝ノ谷” とあるが、ここは菩提山だけにして “滝ノ谷” 文字は消した方が良いと思う。

 
            笠張山の展望台                                 笠張山山頂

 グダグダ書いたが、今回はトイレ前の分岐から山道に入ってこの分岐に来た。
時刻は丁度10時。本来高尾山ハイキングコースは、ここから滝ノ谷に下るのだが、このまま下ってしまうのでは淋し過ぎる。
時間も早いしここまでの道は難易度が初級の高根山より楽だった。(道迷いは除いて) ならばと笠張山にも行く事にした。
分岐から10分少々で笠張山山頂に到着。このコースで来れば山頂の道標を理解はできるが、ここは矢張り 「滝ノ谷・高尾山⇔
高尾山・菩提山」
とした方がベターだと思う。

 更に言うなら 「高尾山ハイキングコース」 は高尾山だけでなく、たった10分余で来れる笠張山も追加して
 「高尾山・笠張山ハイキングコース」 にしても良さそうです。
コースは今日歩いた笠張山下の分岐から山頂を往復しても良いが、私なら新道登山口からグルリ回るコースがお勧めです。
少々時間は掛かるが、林道から新道への上り口からは富士山を見る事が出来ます。

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2 コメント

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Unknown (あや)
2016-10-23 19:24:44
このコースは行っていません。
初級コースからいくつか行ってみて、上級にたどり着かないうちに「藤枝市ハイキングコース」のことは忘れちゃったのかな。

なるほど道標の位置は一考の余地ありですね。
自分自身は道標をあまり重要視していなかったので、あまり気にしたことはありませんでした。
でも、里山は新道や作業道が入り組むから、ハイカーの立場に立った道標設置が必要かもしれません。
私の「ハイキングコース」への要望は、駐車場の位置を明記してほしいのと、車の回収を考えたコース取りを、です。
公共交通機関を使って行く人はあまり多くないから、満観峰なんかはあの駐車場が重要ポイントになっていると思うんだけれど・・・。

町おこしのために?奥藁科に設置したコースを関係者とともに歩いたことがあるのですが、コースは良いんだけれど登山口に駐車場もなくてこんな不便なところに来る人いるかなあ~っと。
案の定来る人はあまりいないようです。
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あやさん (はぐれ)
2016-10-24 12:05:40
私は 「駅から遍路」 「駅からハイク」 などと、駅から歩き出し駅をゴールにすことに拘っていました
なのでビク石やダイラボウ、竜爪なども駅から往復していましたが、最近はバス利用が増えてしまいました。
これは脚力が弱まり駅まで帰りつかなくなってしまったからです。

それとあやさんたちのブログの影響で、安倍奥などにも興味を感じるようになると、
駅から歩くわけにもいかず車利用が増えています。
ただ車利用は車利用でコース取りが難しく、
今回の高尾山コースのような、蔵田から南に縦に下るコースではかえって不便のように感じます。
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