はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

大井川河川敷に防災広場が!

2015-02-08 10:43:56 | その他
 大井川河川敷に防災広場が!
                     
 大井川の工事現場の地図                  工事の案内板
 私がウォーキングのホームグランドにしている大井川河川敷で、また土木工事が始まった。
工事の看板には 「防災広場を整備しています」 とあり工期は3月末までとあった。
しかし川の中に防災広場とはなんだろう。住民の避難場所か? それとも防災物資の備蓄広場か?
だがここは大井川の堤防の外の遊水地ではなく、堤防の中の河川敷なのだ。今までも台風の進路によっては河川敷内に設置
してある仮設トイレは移動し、折畳式四阿の屋根は折畳むなどの対処をしている場所だ。
こんな場所が住民の避難場所になるわけないし、備蓄倉庫を設置しても台風が接近する度に移動しなければならなくなる。
更に言うならここは大井川の河口から9km程しかなく、予想されている駿河湾沖地震の際、津波が押し寄せる危険もある。
一体どんな 「防災広場」 が出来るの興味を持っていた。

                
                                 工事前の河川敷の草原
 河川敷の中と言っても工事現場は背丈ほどの薄が生茂り、とても足を踏み入れる気にはならない状態の場所で、自然が豊か
と言っても野鳥も余り飛んでいない。こんな場所なので整備してくれるなら有りがたいようなものですが・・・・・・

 
      工事現場(後ろに新幹線の鉄橋が見える)                     工事現場
 工事はまず雑草を刈り取りブルで平坦にならし、その上に土を入れて圧縮していきます。ただ工期は3月末までと短いので
建物などは建ちそうもない。
石ころだらけの河原も整備すると綺麗な平地に変身した。これなんらこのまま家庭菜園の貸し出してくれないかな、など自分に
都合の良い考えが浮かんだ。
                     
                                   新しい案内板

 先日そんな事を考え歩いていると新しい案内板が設置された。そこにはグランドゴルフやゲートボール、野球やサッカーを
楽しむイラストが描かれていて、こんな事も書いてあった。
「地震などの災害時に地域の皆さんの避難する場所です。通常は憩いの広場として使用します。」 と書いてあった。
ヤッパリ最初危惧したように、ここに地震のときの避難場所を作るようだ。
最初にも書いたが、ここは地震の際の津波や台風の大水に襲われる危険もあるが、それ以外にも私には心配の種がある。
それは世間ではまだ話題になっていないが大井川上流のダムの崩壊だ。大井川上流にはダムが無数にある。そのダムの
一つが地震や大雨の土砂崩れで崩壊したらどうなる。ダムを壊して流れ出した水は次のダムを襲い、そのダムも破壊していく。
ドミノ倒しのように次々と崩壊していくダムと、鉄砲水いや大砲水となった濁流は下流の街々を押し流すであろう。
当然堤防の内側にあるここの避難場所も・・・・・
 そんな事は起きないよ!と思いたいが、阪神淡路大震災では高速道路の橋げたが横倒しになったり、山梨県の笹子トンネル
では天井版が大量に落下するなど、まさかと思うような事故が起きている。
更に懸念するのは、この場所が藤枝市の最西部であって、更に西にある浜岡原発から23kmの地点でもある。
まさか原発事故が、と思いたいがわざわざ原発の近くに避難する事はない。。

 藤枝市役所のHPを覗いてみた。
「都市防災総合推進事業と一体となって防災関係機関集結地として大井川河川敷防災広場を整備し、集積された物資を
防災備蓄倉庫に円滑に供給し安全安心な生活の実現を。
大井川河川敷防災広場の整備5,300万円 物資の供給や人的救助活動の拠点として整備」
となっていた。
 
 当たり前と云えば当たり前だが、私の感じる不安については一切触れて無かった。本当に大丈夫だろうか。

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