はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

富士川梅園と岩本山梅園

2015-02-22 17:34:23 | ウォーキング
歩行記録                                                      27-2-21(土)
歩行時間:4時間20分   休憩時間:2時間45分   延時間:7時間5分
出発時間:8時10分     到着時間:15時15分
歩  数:  26、508歩    GPS距離17.8km
行程表
 富士川駅 0:10> 富士川梅園(宗清寺) 0:20> 小休本陣常盤邸 0:15> 水神社 0:15> 雁堤 0:20> 実相寺 0:30>
 岩本山 1:30> 曽我寺 0:05> 入山瀬駅 0:55> 富士駅

                              富士川梅園と岩本山梅園
 富士川駅から西の方角の岡の上一面に墓地が広がっていて、その最頂部がほんのり赤く染まっているのが見える。
そこが宗清寺の墓地にある富士川梅園だが、赤く染まった範囲は狭い。何しろ墓地のほんの一部に植えられた梅なので
梅園と紹介するのもおこがましい感じもする。せめて 「宗清寺梅園」 ならすんなり納まるのだが・・・・・・

 でもでもですよ。先ずは下の写真を見てください。
         
          宗清寺のん地図
 宗清寺本堂の屋根の後ろに聳える山は、まさに霊峰富士。そして梅園は

         
         
 と、こんな具合です。まだ満開には少し早いが十分堪能させてもらいました。
笠被り地蔵にお詣りして旧東海道を東に向かいます。途中にある 「小休本陣常盤邸」 に立寄り案内の人から
「女優の常盤貴子の父親は、この屋敷に住んでいた」 等の話を聞いたりしながら富士川を渡ります。

  
       常盤邸の槇の巨木               水神社の石仏                 水神社の常夜燈
        常盤邸の地図       水神社の地図
 文政3年の馬頭観音の石仏や文化元年の常夜燈がある水神社は、かっては富士登山の出発地で、ここ富士川で水垢離を
済ませてから富士山に登ったという。

 水神社から雁堤(かりがりつつみ)の上を歩いて岩本山の麓にある実相寺に向かう。
宗清寺では雲一つない快晴だったが少し薄雲が出てきて、富士山の中腹にも薄い帯雲が掛かってきている。これでは富士山は
お出かけして見えなくなってしまうだろう。
私の生まれ育った御殿場地方には富士山に掛かる雲で天気を占い、富士山に帯雲が掛かると
「富士山が帯を巻き、おめかをしてお出かけの支度をしている」 と富士山が雲に隠れて見えなくなると言っていた。
その伝でいくと今日も見えなくなってしまうが果たしてどうか。
実はこのウォーキングは明日(22日)の予定だったが、降水確率が高くなったので1日早めて今日にしていた。仲間を誘っての
ウォーキングなので清々した景色を見てもらいたいと思うのだが。

 
              実相寺総門                             展望台から富士川と雁堤
        雁堤の地図             実相寺の地図
 日蓮宗霊山本山の実相寺の境内の中を通り岩本山ハイキングコースに向かう。
途中下って来た人に岩本山の梅の状態を聞くと
「ウーン! 行ってのお楽しみですな!」 と言われてしまった.
と云う事は見頃なのか、それとも・・・・・・ マーそれは楽しみにしておこう。

 山頂の近くに子供の滑り台と展望台を兼ねた塔がある。ここから富士市の町並みと今歩いて来た雁堤や富士川が一望できる。
岩本山山頂からは富士山や南アルプスなどの遠景を眺める事は出来るが、南や東の景色は余り良くないので、ここから眺める
事をお勧めします。

で、梅園の状態はと云うと…・

       
           岩本山の地図
 胸高に締めた帯の富士山が辛うじて見えていました。この場所は梅園の中でも特に花が咲いていた場所で、それ以外の
場所は全然咲いていない木が殆どで、全体でみても1分か2分咲きと言ったところです。あと10日後あたりが満開かな。

 同じような場所にある富士川梅園は見頃が近いのに、ここの梅はまだまだなのは木の種類の違いなのか。それとも標高の
違いなのか。岩本山梅園の標高は192mで富士川梅園は70m。確かに100m以上違うので温度も1度以上は違うだろう。
さらに富士川梅園は東と南の方角が開け、太陽を燦々と受けているが、冷たい数が吹く北と西は高台で塞がれている。
きっと幾つもの条件が重なり10日以上の開花日の違いになるのだろう。

 
              勘助坂から新東名                            曽我兄弟像
              勘助坂の地図                           曽我寺の地図
 岩本山からの帰路は少し悩んだ。歩き慣れしていない仲間を余り歩かせると不満は出るし、かと言ってJRの爽やかウォー
キングと同じ程度だと案内する私が満足しない。今日もそのためJRのウォーキングではやりそうもない富士川霊園を出発地に
してある。帰りもこのまま最寄りの身延線の駅にしたのでは私の沽券に係わると、選んだのは武田の軍師山本勘助が散歩した
とされる 「勘助坂」 を歩いて、ゴールを身延線入山瀬駅とした。これで歩行距離は大体15km。これなら不満は出ないだろう。

 勘助坂からは富士山とその裾野を走る新東名を一望する予定だったが、富士山は何処かへお出かけしてしまい見る事ができ
なかった。
ゴールの入山瀬駅の近くでも予定の2時半にはなっていず、距離も予定の15kmに達していない。そこで曽我兄弟の墓所の
曽我寺を追加することにした。私にはお馴染みの所だが、仲間は興味深めに案内板を読み銅像を眺めていた。

 入山瀬駅に着いたのは2時で歩行距離は約15km。仲間には丁度良いウォーキングコースだっただろうが、私にはまだ半煮えの
状態で満足していなかった。折角妻に弁当を作ってもらい、交通費を使って来たのに15kmでは余りにも少なすぎる。
そこで仲間と入山瀬駅で別れ、私は一人で富士駅を目指した。1時間の行程だったが見る物の無い車道歩きで終わってしまった。

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