はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

藤枝里山3山 3

2017-04-18 16:09:56 | 低山歩き
                   藤枝の里山3山(烏帽子山) 

歩行記録                             H29-4-13(木)
歩行時間:6時間20分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間30分
出発時刻:7時00分     到着時刻:14時30分
歩  数: 30、155歩(推定距離21.41km)    GPS距離19.2km
行程表
 藤枝駅 0:40> 烏帽子岳入口 0:13> 烏帽子岳 0:30> 烏帽子岳出口 0:45> 五州山入口 0:15> 五州山 0:45>
 勝草橋 0:25> 金吹き橋 0:35> 清水寺 0:20> タンク 0:45> 蓮華寺池公園入口 0:25> 蓮華寺池湖畔 0:35>
 蓮華寺池入信号 0:07> 蓮華寺池入口バス停
                                   清水山ルート概略図

  今日のコースは1月に歩いたばかりの道を全て逆コースで歩くだけで特に紹介する所もありません
                                     サカキカズラ
 
                実がなって                                  種を放出して
 
                 空になり                                  蕾がついた

  サカキカズラは1月に歩いたときに老夫婦に初めて教えてもらった木ですが、名前を知った事でなぜか愛着が湧きました。
これで4度目の訪問ですがこんな写真が同時に撮れました。

 
                清水山のタンク                            桜トンネルと金毘羅さんの桜

  清水山のタンクに11時50分に予定通り到着。だが大気の状態が悪く景色は今一なので写真はパスします。
丁度軽トラがタンクの横に駐車して農家の人が降りてきたので早速話しかけた。
 「この辺りに三角点があるようですが、何処にあるか知ってますか?」
 「三角点? 三角点って何?」
とこれでは知っている分けはないが別の話で盛り上がった。
 「この辺りの山は葉梨の方では “みねやま” と呼んでいる。」
 「50年以上ここに来ているが山桜と染井吉野が同時に咲くのを初めて見た。」
 「去年は今頃までにタケノコを500kほど掘ったが、今年はまだ50kにもならないと竹林を持っている仲間が言っていた。」
 「竹林は唐笠を差して歩けるぐらいに間引きをしないといけないが、歳ともに追いつかなくなって手が付けられなくなっていく」
 「私も76歳だが、いつまでここの茶畑をやっていけるか分からない。そうなれば放置するしかないなぁ」
 etc.etc

 
              キジが飛んできた                          上を見たらタンクの直下だった

 昼飯をタンク南側の草の空地に座って食べだすと、下の方にキジが 「ケーン」 と一鳴きして着地して地面を啄みはじめた。
首の辺りが青緑色に光っているので雄だろう。餌があるのか一向に飛び立つ気配がなく、私が昼飯を食べ終わってもまだ啄んでいる。
なら近くで写真を撮ろうと、忍び足でソ~と近づいて行くとキジも同じだけ下がって相変わらず地面をつっついている。
更に近づくとキジは林の手前先で茶畑の中に入って見えなくなってしまった。
結局写真は昼飯を食べながら写した、分けの分からない物だけでした。

 さて戻ろうと上を見上げるとタンクの見えていたが、これを見て、ウン、若しや! と閃いた。
松理さんの清水山のブログに 「タンクの直下に出るロープを張った山道があった」 と書いてあったが、若しやここがその山道か?

 
                 林の入口                                   ロープがあった

  兎も角キジが見えなくなった所まで下って林の中を覗くと踏み跡どころかハッキリした道がある。
これはまさにキジが道案内をしてくれたのだ。
そう云えばむかし神武天皇が東征の折、熊野で八咫烏(やたがらす)に道案内された神話があるが、その現代版ではないか。
独り興奮をして林の中に入ると、急な斜面に虎ロープが張ってあり、ここが松理さんが紹介してくれた道に間違いはない。
神鳥が案内してくれたのだから林の中に何か価値のある物があるのではと、眼を光らせて見るがそれらしき物は無い。
ところでさっきのキジは何本足だっただろう? ピョンピョンと跳ねながら下っていたが、ウーン3本には見えなかったよな。
これが3本脚だったらまさに神鳥の再現で一躍有名になったものを・・・・・

 
          カーブの金網の先が登山道入口                         新芽が出始めた茶畑

  ロープのある急坂を5分も下らないで農道に合流した。そこは農道から山道なるハイキングコースの入口だった。
ここからタンクまでの農道の登りは急な登りなので、これからは山道を歩いていれば、いつか神鳥のご利益があるかもしれないな。

 新芽が出始めた茶畑を見て、さっきの農家の人の話を思い出した。
写真の新芽が出始め薄緑になってきた手前の茶畑と、まだ濃い緑のままの奥の茶畑を見て、どちらのお茶の方が良いと思いますか?
当然手前の新芽が出始めた茶畑ですよね。しかし農家の人はこんな話をしてくれた。
 「痩せている茶の木は春は早くから新芽が出るが、肥料が効いて肥えている茶は新芽の出は遅いが、暖かくなってから伸びだすと
一気に伸びて痩せた木を追い越してしまう。痩せたお茶は太陽を長く浴びているから強くてタンニンが多く安くなってしまう。」
のだ
そうです。

 
            トンネルの先が明るく見える                         穴の先がカラーになってきた

 竹藪と槙の木がトンネル状態になっていて先の出口の方が明るくなっている。
近づくに従い出口の穴は大きくなりトンネルは黒く、陽が射している出口は明るくなり色彩が目立つようになってくる。

 
          更に大きく市街地が見えてきた                          竹のベンチがあった

  徐々に市街地が大きく見えるようになり、出口に立つと藤枝市街が一望できた。 

 
             目を転じると                            ハイキングコース入口と石楠花畑

  視線を下に移すとそこには桜に縁どられた蓮華寺池が見えていた。
マーどうでもない事だがこれはこれで楽しかった。

  山道のハイキングコースが蓮華寺池公園の遊歩道に合流する所には石楠花が植えられている一画があり、まさに花盛りだった。

 
                                       石楠花

  蓮華寺池の石楠花と桜って毎年同時に咲いているのだろうか? 農家の人が 「山桜と染井吉野が同時に咲いたの初めて見た」
言っていたが、石楠花と桜はどうだろう?

 
             桜の間から高草山                             盛り上がった桜と蓮華寺池

  本当は高草山ではなく富士山と桜の競演を見たかったのだが仕方ない。高草山で我慢をしておこう。
盛り上がって咲いていいる桜のせいで蓮華寺池が小さく見えます。

 
                1号古墳                                        三角点?

  松理さんのブログにここの三角点の写真が紹介されていたが、まさかなぁと云う感じの物だった。
念のため地理院の点の記を調べてみたが間違いなく1号古墳の中にあるとなっていた。
で、今日の目的の一つにこの三角点を確認する事を加えたのだが、これが三角点?
解っていても信じられない感じの物で、白い三角点の杭も無く蓋も開かない。でも風変わりな三角点として覚えておこう。 

 
                蓮華寺池                                    蓮華寺池

 尾根の終端から池に下る。花見客は瀬戸川に桜トンネルより多く皆そぞろ歩きを楽しんでいる。平日のせいか宴会を開いている
グループは見当たらなかった。
         
 
             サツキの「れ」と 「ん」                              サツキの「げ」と 「じ」

 桜と石楠花は満開だが他の花はどうだろう。先ずサツキは・・・・ 小さな固い蕾だった。

 
                   藤                                        つつじ

  次に公園名物の藤はと云うと、花芽は膨らんで徐々に長くなってきている。あと10日もすれば咲きだすかもしれない。
  つつじは狂い咲きの花が所々にあるが、こちらも全体が咲きだすのは10日以上先ぐらいか。
蓮華寺池は今からが見ごろが続くのでぜひ一度遊びに来てみてください。

 
                  ジャンボ滑り台                           蓮華寺池公園入口

  今まで一度も登った事のないジャンボ滑り台の所に行ってみた。湖畔からフーフー言いながら登ると広い芝生公園になっていたが、
人っ子一人いない。何故だろうと思いながら滑り台に近づくと 「ローラー滑り台は故障のため利用できません」 と貼紙がしてあった。
それで子供もいなかったのか、納得。
下に下ると普通の滑り台もあり、そこは小さな子供たちが歓声を挙げながら滑っていました。

  朝は体調不良の歩き出しだったが、桜を見ているうちに忘れてしまった。でも疲れたので帰りは近くからバスで帰ろう。

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4 コメント

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Unknown (松理)
2017-04-18 19:00:36
 私の経験では,農家の人は,三角点のことを知っている場合が多いですが,今回は外れでしたね。

>カーブの金網の先が登山道入口
 この写真からして間違いありません。

 1号古墳にある三角点は,蓋を開けて中を確認したいものです。
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Unknown (itta)
2017-04-19 22:28:10
放置茶畑は何とか対策がとれないのでしょうか、、
読んでいて寂しくなりました。竹林もそうですね。

三角点は自由に蓋を開けれるわけではないのですね。
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松理さん (はぐれ)
2017-04-20 16:19:54
地元の人と話をすると色々な豆知識を知る事ができ楽しくなります。
今回はお茶の話を色々聞いたのですが、この辺りは茶草場農法として、態々他から敷草を入れたりしないが、茶の木を剪定して鋤きこむので土はフカフカしていると話していました。

教えてもらった道は、今後は利用したいと思っています。ありがとうございました。
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ittaさん (hagure)
2017-04-20 16:25:12
ittaさんがこのブログを見れば緩すぎて阿保垂れてしまうでしょうね。
それにしても鋸の写真は見るだけで恐怖感が湧いてきます。
あそこを未経験者の集団が登ったのですから、無知程怖いものはない、と今は思います。
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