歩行記録
歩行時間:6時間30分 休憩時間:3時間15分 延時間:9時間45分
出発時間:7時00分 到着時間:16時45分
歩 数: 41、403歩 GPS距離29.8km
行程表
磐田駅 0:15> 1番 0:20> 2番 0:10> 3番 0:20> 5番 0:30> 6番 0:25> 7番 0:40> 8番
0:05> 9番 0:25> 10番 0:35> 11番 0:35> 12番 0:30> 13番 0:10> 14番 1:05> 16番
0:20> 15番 0:05> 高塚駅
5番正醫寺(萬能)
4番札所は廃寺となり今は札所が変更してとんでもなく別の場所になってしまっている。今回の遍路も出発
だけは1番からとして、後の順番は拘らない事にした。よって4番のお詣りは今日は省略。
3番から5番正醫(しょうい)寺に行く跨線橋を見て思い出した。この道は遠州33観音の札所でもある正醫寺に
行く時に歩いた道だ。今回も同じ道を歩くのでは面白くないと道を変えて失敗してしまった。
跨線橋を渡り太い道を直進すると「日本アルコール産業KK]なる工場があった。そう云えば磐田には専売公社の
煙草工場があった。このアルコール工場もその専売公社の別れなのか? ウーン専売公社の専売品は煙草と
塩でアルコールも入っていたのか、など考えながら歩いていて左折する道を通り過ぎてしまった。
それに気づいたのは次の交差点のライススタンドなる片仮名の米屋を見て、ここは旧東海道だと思いだした。
今更戻るのも馬鹿らしいので暫く東海道を歩いてから右折して正醫寺に向かう事にした。
これで1km弱は遠回りをしただろう。時間にして10分か。マーこの位は仕方ない。
正醫寺の境内には可愛らしい六地蔵が小さな舟型の石碑に彫られていた。もっと大きく六地蔵が三段なのは
何度か見ているが、このように横一列なのは珍しい。
本堂で般若心経を唱え終えると住職が「この寺の山号は東光山と云いますが、これは釈迦如来様の東方瑠璃光
からきています。寺の正醫はお薬師さまが医の仏様ですので名付けられました」と説明してくれた。
こんな風に住職が説明してくれるのは珍しい事で私にとっては嬉しい事だ。
正醫寺 六地蔵
正醫寺の地図
ここでのご朱印は49薬師と前回ご朱印を押さなかった33観音を合わせて押してもらうと、
「朱印帳が別々なので申し訳ありませんが薬師さんが200円で観音さんが100円の300円になります。」
これでようやく今回の薬師巡りの朱印料明確になり、1回200円で計1万円朱印料が掛かる事になる。
この正醫寺の御朱印帳を家で見て疑問が湧いてしまった。49薬師には「萬能薬師」。33観音は「萬能観音」と
なっている。写してきた写真をみると萬能観音の提灯が下がり仏像の手には薬壺は無かった。
それどころか事前に勉強した如来と菩薩の違いに照らし合わせれば、ここの仏像は全て如来を示していた。
頭部は頂上に盛り上がりがあるボツボツの渦巻状。衣は飾りのない質素な姿。しかも菩薩は基本的に立ち姿と
いうが、この仏像は座禅を組んでいる。印相は親指と人差し指を付けた説法印のようだ。
だとするとこの仏像は阿弥陀如来か。アーア もっと早く気が付いて住職に聞けばよかった。
イヤイヤ「萬能」と云うから観音菩薩になったり薬師如来や阿弥陀如来に変身をするのかもな。
萬能観音 達磨の屏風
6番林昌寺(完歩?)
6番林昌寺は正醫寺から旧東海道に戻り西に向かい国道1号線と合流する北側にあった。1号線と合流地点
までは難なく行けたが、県道と国道の先に見える寺に入るに難渋した。何も交差点まで戻れば何でもない事だが
そこまで戻るのが面倒だ。そこで交通量の多い二つの道を強引に横断したが、きっと運転手は「だから年寄りは
困る」と思っただろう。反省! イヤイヤ実行できない反省などはしても意味は無い。
参道の入口に方形の屋根を持つ薬師堂があったが開かなかったので外からお詣りをして本堂に向かった。
タイミング良く洗濯物を干していた女性にご朱印を依頼すると本堂の中に招じられた。そうなっると再度お詣りを
しなければならない。こんな事をしていると結構時間が掛かってしまう。札所の滞在時間は1番で12分、2番が
17分、3番7分、5番15分、6番14分掛かっている。ご朱印をするとほぼ15分は掛かる計算だ。今日は
予定している札所は18寺ある。もうそれだけで270分で4時間から4時間30分は掛かってしまう。
そして今日の予想距離は約33km。これを時速4kmで歩くと約8時間。合わせて12時間になってしまう。
昨夜計画した時は歩行距離だけを考えてお詣りする時間を考慮に入れなかった。しかも札所巡りでご朱印を
受けるときは遅くとも5時前までには最後の札所には行かなければならない。
ウーン! 困った。今日は観歩どころではなく完歩出来るかどうか怪しくなってきた。
林昌寺 古仏
林昌寺の地図
7番妙法寺(禁葷酒)
7番松林寺は6番より北に向かい、有名な熊野の長藤の手前にあった。
その山門の入口に「禁葷酒」の石碑が建っていたが土台は古いが石碑は新しそうに見えた。この「葷(くん)」とは
ニンニク・ネギ・ニラ・ラッキョウ・ノビルなど臭いがくさい野菜のことで、「酒」は誰でも知っている酒で私の大好物。
ついでに言えば葷の中のノビルは春に採れる野草なので、毎年採っては酒のつまみにしている。
だが山門の前にそんな事をわざわざ建てると云う事は、坊さんも反省はするが禁葷酒は中々守れなったのだろう。
そこで「有言実行」で檀家一同に宣言したのかな。
これが古い石碑ならそれで終わりだが、新しい石碑だと住職の考えを知りたくなる。
ご朱印をお願いしたがお詣りの事は聞かれなかったので、これ幸いとばかりに本堂の前で礼をしただけで
終りにしてしまった。こんな事ではいけないと反省はするのだけど--------
「禁葷酒」 妙法寺 道元禅師
妙法寺の地図
歩行時間:6時間30分 休憩時間:3時間15分 延時間:9時間45分
出発時間:7時00分 到着時間:16時45分
歩 数: 41、403歩 GPS距離29.8km
行程表
磐田駅 0:15> 1番 0:20> 2番 0:10> 3番 0:20> 5番 0:30> 6番 0:25> 7番 0:40> 8番
0:05> 9番 0:25> 10番 0:35> 11番 0:35> 12番 0:30> 13番 0:10> 14番 1:05> 16番
0:20> 15番 0:05> 高塚駅
5番正醫寺(萬能)
4番札所は廃寺となり今は札所が変更してとんでもなく別の場所になってしまっている。今回の遍路も出発
だけは1番からとして、後の順番は拘らない事にした。よって4番のお詣りは今日は省略。
3番から5番正醫(しょうい)寺に行く跨線橋を見て思い出した。この道は遠州33観音の札所でもある正醫寺に
行く時に歩いた道だ。今回も同じ道を歩くのでは面白くないと道を変えて失敗してしまった。
跨線橋を渡り太い道を直進すると「日本アルコール産業KK]なる工場があった。そう云えば磐田には専売公社の
煙草工場があった。このアルコール工場もその専売公社の別れなのか? ウーン専売公社の専売品は煙草と
塩でアルコールも入っていたのか、など考えながら歩いていて左折する道を通り過ぎてしまった。
それに気づいたのは次の交差点のライススタンドなる片仮名の米屋を見て、ここは旧東海道だと思いだした。
今更戻るのも馬鹿らしいので暫く東海道を歩いてから右折して正醫寺に向かう事にした。
これで1km弱は遠回りをしただろう。時間にして10分か。マーこの位は仕方ない。
正醫寺の境内には可愛らしい六地蔵が小さな舟型の石碑に彫られていた。もっと大きく六地蔵が三段なのは
何度か見ているが、このように横一列なのは珍しい。
本堂で般若心経を唱え終えると住職が「この寺の山号は東光山と云いますが、これは釈迦如来様の東方瑠璃光
からきています。寺の正醫はお薬師さまが医の仏様ですので名付けられました」と説明してくれた。
こんな風に住職が説明してくれるのは珍しい事で私にとっては嬉しい事だ。
正醫寺 六地蔵
正醫寺の地図
ここでのご朱印は49薬師と前回ご朱印を押さなかった33観音を合わせて押してもらうと、
「朱印帳が別々なので申し訳ありませんが薬師さんが200円で観音さんが100円の300円になります。」
これでようやく今回の薬師巡りの朱印料明確になり、1回200円で計1万円朱印料が掛かる事になる。
この正醫寺の御朱印帳を家で見て疑問が湧いてしまった。49薬師には「萬能薬師」。33観音は「萬能観音」と
なっている。写してきた写真をみると萬能観音の提灯が下がり仏像の手には薬壺は無かった。
それどころか事前に勉強した如来と菩薩の違いに照らし合わせれば、ここの仏像は全て如来を示していた。
頭部は頂上に盛り上がりがあるボツボツの渦巻状。衣は飾りのない質素な姿。しかも菩薩は基本的に立ち姿と
いうが、この仏像は座禅を組んでいる。印相は親指と人差し指を付けた説法印のようだ。
だとするとこの仏像は阿弥陀如来か。アーア もっと早く気が付いて住職に聞けばよかった。
イヤイヤ「萬能」と云うから観音菩薩になったり薬師如来や阿弥陀如来に変身をするのかもな。
萬能観音 達磨の屏風
6番林昌寺(完歩?)
6番林昌寺は正醫寺から旧東海道に戻り西に向かい国道1号線と合流する北側にあった。1号線と合流地点
までは難なく行けたが、県道と国道の先に見える寺に入るに難渋した。何も交差点まで戻れば何でもない事だが
そこまで戻るのが面倒だ。そこで交通量の多い二つの道を強引に横断したが、きっと運転手は「だから年寄りは
困る」と思っただろう。反省! イヤイヤ実行できない反省などはしても意味は無い。
参道の入口に方形の屋根を持つ薬師堂があったが開かなかったので外からお詣りをして本堂に向かった。
タイミング良く洗濯物を干していた女性にご朱印を依頼すると本堂の中に招じられた。そうなっると再度お詣りを
しなければならない。こんな事をしていると結構時間が掛かってしまう。札所の滞在時間は1番で12分、2番が
17分、3番7分、5番15分、6番14分掛かっている。ご朱印をするとほぼ15分は掛かる計算だ。今日は
予定している札所は18寺ある。もうそれだけで270分で4時間から4時間30分は掛かってしまう。
そして今日の予想距離は約33km。これを時速4kmで歩くと約8時間。合わせて12時間になってしまう。
昨夜計画した時は歩行距離だけを考えてお詣りする時間を考慮に入れなかった。しかも札所巡りでご朱印を
受けるときは遅くとも5時前までには最後の札所には行かなければならない。
ウーン! 困った。今日は観歩どころではなく完歩出来るかどうか怪しくなってきた。
林昌寺 古仏
林昌寺の地図
7番妙法寺(禁葷酒)
7番松林寺は6番より北に向かい、有名な熊野の長藤の手前にあった。
その山門の入口に「禁葷酒」の石碑が建っていたが土台は古いが石碑は新しそうに見えた。この「葷(くん)」とは
ニンニク・ネギ・ニラ・ラッキョウ・ノビルなど臭いがくさい野菜のことで、「酒」は誰でも知っている酒で私の大好物。
ついでに言えば葷の中のノビルは春に採れる野草なので、毎年採っては酒のつまみにしている。
だが山門の前にそんな事をわざわざ建てると云う事は、坊さんも反省はするが禁葷酒は中々守れなったのだろう。
そこで「有言実行」で檀家一同に宣言したのかな。
これが古い石碑ならそれで終わりだが、新しい石碑だと住職の考えを知りたくなる。
ご朱印をお願いしたがお詣りの事は聞かれなかったので、これ幸いとばかりに本堂の前で礼をしただけで
終りにしてしまった。こんな事ではいけないと反省はするのだけど--------
「禁葷酒」 妙法寺 道元禅師
妙法寺の地図