宇津ノ谷峠~安倍川駅
さて今はまだ2時。時間も早いので、もう少し先まで足を延ばすとするか。ここから先は何回も歩いているので道の心配はないしから、ともかく蔦の細道に向かおう。
しかしここは峠から上に向かう取っ付きが大変で、急坂だが木も生えているので決して怖くはないが、呆れてしまうような坂だ。ズルズルと土と一緒に下がってしまいそうな体を、草を掴んで支えながら登る。道はなるべく右側に伸びる踏み跡をたどるように進めば上にある農道に近くなる。
このアホたれた急坂の距離は短く20m程度で、上にある農道に着くが、この急坂を避けるには峠を西に下り一旦農道に出たら農道の上り坂をグルリと回って、この場所に来るようになる。それを思うとこの斜面を登りたくなる。
蔦の細道側からの宇津ノ谷峠 峠から農道に直登して出た所
農道に出たら正面にある階段を登り、茶畑の中を通っても行けるが、今日はそのまま農道を登って行くことにした。合流する場所はすぐ近くだし、茶畑や道のない雑木林の中を歩くより農道の方が楽に思えたからだ。
国道1号線の宇津ノ谷トンネルの排煙施設に出たら、建物を回り込むようにして建物の西側から次の山道に入る。前回ここを蔦の細道側から歩いたときは、伐採工事中で登山道が分からなくなっていて困ったが、今は太い道が付いていた。
林の中には赤い布などの目印が付いているので困ることはないが、1ケ所北に向かっていた道が東に方向を変える場所があるので注意が必要だ。しかし写真のような標識があるので心配することもないが。あとは以前この道は歩く人が少なく踏み跡も薄かったが、今ではしっかりとした道になっていて、支障なく蔦の細道に行くことができる。
トンネルの排煙施設 注意!
蔦の細道が見えてきた。ここの道は最初はきつかったが、あとは楽だった。それでも30分弱かかっているので既に2時半になってしまった。
此処から南に前進していけば所要時間1時間半程度で満観歩には着くことができる。また蔦の細道を西に下り、岡部から焼津に出れるが、長い車道歩きをしなければならない。逆の東の丸子側に下って行くと今日の出発地、安倍川駅まで2時間弱で着くことができる。
さてどうしよう、西の岡部に下るのは止めよう。とすと満観峰か安倍川だ。今2時半だから満観峰には4時には着く。そこから鞍掛峠経由で花沢の150号線まで1時間。更に焼津駅まで歩くとなると駅に着くのが6時ごろになってしまう。
一方安倍川駅には4時半には着きそうだ。それなら通勤ラッシュの前の電車に乗ることができる。決まった安倍川駅の戻ろう。
蔦の細道の峠 蔦の細道から宇津ノ谷峠への入口
丸子川沿いの遊歩道を歩きながら地方の山をアルプスと名付ける暗黙の条件とは何だろう考えた。
1・距離が長く山の気分を満喫できる。
2・起伏があって山の厳しさを味合うことができる。
3・山からの眺めが良い。
4・山景が見栄えがする。
などが考えられるだろう。
では沼津のあの低山がアルプスと世間で納得されているが、上の条件は満足しているか?
ウーン確かに距離はある程度長かった。アップダウンが多くあり大変だった。景色は富士山・駿河湾・伊豆や箱根の山もよく見え、特に香貫山からの眺めは素晴らしかった。遠くから見た姿も低いながらも起伏があり、見栄えはともかく興味を感じる山だ。
それにくらべ今日歩いてきた丸子富士はどうだ。2は〇だが1はかろうじて〇。3,4は完全に×だろう。これではアルプスの名が泣くというものだ。
では大崩山塊にある、もう一つの焼津アルプスはどうだろう。あの簡保の宿から花沢山までの尾根は2時間半程で歩けてしまい距離は長くない。起伏も最後の花沢山への上りはきついが、それも階段なども整備されていてアルプスの面影はない。山景?これは丸子も焼津もアルプスとはチョット恥ずかしくて言えないな。
折角自分のホームグランドの大崩山に二つもアルプス候補があるのにけなしてどうなる。何か名案はないか。
そうだ丸子と焼津を一つにすればよい! 二つの尾根は蔦の細道からは満観峰まで尾根が伸びていて、更に花沢山までも尾根は続ている。ならば丸子と焼津を合併して一つのアルプスにすればよい。
コースは
徳願寺-梵天山-大鈩山-飯間山-宇津ノ谷峠-蔦の細道-満観峰-日本坂峠-花沢山-簡保下
(丸子アルプス) (焼津アルプス)
これなら1の長さは十分だ。そして2の起伏は今日歩いた歓昌院坂や宇津ノ谷峠への坂。蔦の細道から満観峰までもかなりアップダウンのある尾根が続く。そして満観峰から花沢山もかなりの起伏がある。最後の花沢山への上り下りはダメ押しの感がするくらいキツイ坂になるだろう。2に関してなら他の○○アルプスに決して引けはとらないだろう。
3の景色は満観峰からの眺めは天下一品だ。一カ所だけで申し訳ないがそれでもお釣りがくる位の景色なのだから許してもらおう。
4の山景は美しさは無いが満観峰や花沢山は遠くから見ることができ存在感がある。
これで一応すべての基準に合格したことになる。では名前は何としよう。「大崩アルプス」ウーン中々いい。でも大崩というと焼津をイメージしてしまうので静岡の人が怒るかな。なら「静焼(せいしょう)アルプス」はどうだろう。
空想が空想を呼び一人興奮しながら歩いてしまった。これを空想に終わらせないために実際に歩いてみなければ。
そうなると今日のように遅い出発ではだめで、遅くとも6時には歩き出したい。そして到着は夕方6時でも明るい頃が良い。なら3月に入ってからこのコースを歩いてみよう。果たして完歩できるかどうか分からないが楽しみが一つ増えた。
安倍川駅に4時20分到着。途中のコンビニでかった氷結はことのほか旨かった。
さて今はまだ2時。時間も早いので、もう少し先まで足を延ばすとするか。ここから先は何回も歩いているので道の心配はないしから、ともかく蔦の細道に向かおう。
しかしここは峠から上に向かう取っ付きが大変で、急坂だが木も生えているので決して怖くはないが、呆れてしまうような坂だ。ズルズルと土と一緒に下がってしまいそうな体を、草を掴んで支えながら登る。道はなるべく右側に伸びる踏み跡をたどるように進めば上にある農道に近くなる。
このアホたれた急坂の距離は短く20m程度で、上にある農道に着くが、この急坂を避けるには峠を西に下り一旦農道に出たら農道の上り坂をグルリと回って、この場所に来るようになる。それを思うとこの斜面を登りたくなる。
蔦の細道側からの宇津ノ谷峠 峠から農道に直登して出た所
農道に出たら正面にある階段を登り、茶畑の中を通っても行けるが、今日はそのまま農道を登って行くことにした。合流する場所はすぐ近くだし、茶畑や道のない雑木林の中を歩くより農道の方が楽に思えたからだ。
国道1号線の宇津ノ谷トンネルの排煙施設に出たら、建物を回り込むようにして建物の西側から次の山道に入る。前回ここを蔦の細道側から歩いたときは、伐採工事中で登山道が分からなくなっていて困ったが、今は太い道が付いていた。
林の中には赤い布などの目印が付いているので困ることはないが、1ケ所北に向かっていた道が東に方向を変える場所があるので注意が必要だ。しかし写真のような標識があるので心配することもないが。あとは以前この道は歩く人が少なく踏み跡も薄かったが、今ではしっかりとした道になっていて、支障なく蔦の細道に行くことができる。
トンネルの排煙施設 注意!
蔦の細道が見えてきた。ここの道は最初はきつかったが、あとは楽だった。それでも30分弱かかっているので既に2時半になってしまった。
此処から南に前進していけば所要時間1時間半程度で満観歩には着くことができる。また蔦の細道を西に下り、岡部から焼津に出れるが、長い車道歩きをしなければならない。逆の東の丸子側に下って行くと今日の出発地、安倍川駅まで2時間弱で着くことができる。
さてどうしよう、西の岡部に下るのは止めよう。とすと満観峰か安倍川だ。今2時半だから満観峰には4時には着く。そこから鞍掛峠経由で花沢の150号線まで1時間。更に焼津駅まで歩くとなると駅に着くのが6時ごろになってしまう。
一方安倍川駅には4時半には着きそうだ。それなら通勤ラッシュの前の電車に乗ることができる。決まった安倍川駅の戻ろう。
蔦の細道の峠 蔦の細道から宇津ノ谷峠への入口
丸子川沿いの遊歩道を歩きながら地方の山をアルプスと名付ける暗黙の条件とは何だろう考えた。
1・距離が長く山の気分を満喫できる。
2・起伏があって山の厳しさを味合うことができる。
3・山からの眺めが良い。
4・山景が見栄えがする。
などが考えられるだろう。
では沼津のあの低山がアルプスと世間で納得されているが、上の条件は満足しているか?
ウーン確かに距離はある程度長かった。アップダウンが多くあり大変だった。景色は富士山・駿河湾・伊豆や箱根の山もよく見え、特に香貫山からの眺めは素晴らしかった。遠くから見た姿も低いながらも起伏があり、見栄えはともかく興味を感じる山だ。
それにくらべ今日歩いてきた丸子富士はどうだ。2は〇だが1はかろうじて〇。3,4は完全に×だろう。これではアルプスの名が泣くというものだ。
では大崩山塊にある、もう一つの焼津アルプスはどうだろう。あの簡保の宿から花沢山までの尾根は2時間半程で歩けてしまい距離は長くない。起伏も最後の花沢山への上りはきついが、それも階段なども整備されていてアルプスの面影はない。山景?これは丸子も焼津もアルプスとはチョット恥ずかしくて言えないな。
折角自分のホームグランドの大崩山に二つもアルプス候補があるのにけなしてどうなる。何か名案はないか。
そうだ丸子と焼津を一つにすればよい! 二つの尾根は蔦の細道からは満観峰まで尾根が伸びていて、更に花沢山までも尾根は続ている。ならば丸子と焼津を合併して一つのアルプスにすればよい。
コースは
徳願寺-梵天山-大鈩山-飯間山-宇津ノ谷峠-蔦の細道-満観峰-日本坂峠-花沢山-簡保下
(丸子アルプス) (焼津アルプス)
これなら1の長さは十分だ。そして2の起伏は今日歩いた歓昌院坂や宇津ノ谷峠への坂。蔦の細道から満観峰までもかなりアップダウンのある尾根が続く。そして満観峰から花沢山もかなりの起伏がある。最後の花沢山への上り下りはダメ押しの感がするくらいキツイ坂になるだろう。2に関してなら他の○○アルプスに決して引けはとらないだろう。
3の景色は満観峰からの眺めは天下一品だ。一カ所だけで申し訳ないがそれでもお釣りがくる位の景色なのだから許してもらおう。
4の山景は美しさは無いが満観峰や花沢山は遠くから見ることができ存在感がある。
これで一応すべての基準に合格したことになる。では名前は何としよう。「大崩アルプス」ウーン中々いい。でも大崩というと焼津をイメージしてしまうので静岡の人が怒るかな。なら「静焼(せいしょう)アルプス」はどうだろう。
空想が空想を呼び一人興奮しながら歩いてしまった。これを空想に終わらせないために実際に歩いてみなければ。
そうなると今日のように遅い出発ではだめで、遅くとも6時には歩き出したい。そして到着は夕方6時でも明るい頃が良い。なら3月に入ってからこのコースを歩いてみよう。果たして完歩できるかどうか分からないが楽しみが一つ増えた。
安倍川駅に4時20分到着。途中のコンビニでかった氷結はことのほか旨かった。