何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

起業への情熱

2009-10-01 21:02:47 | Book Reviews
未来の社長たちへのメッセージ プレジデントビジョン 起業への情熱」 (株)ライフレボリューション&増永寛之・編著、アーク出版、2006年1月10日

p.60 やっぱり売上げと利益は結果としてついて来るものであって、売上げを上げることを目的としちゃ駄目だと思います。
 
p.121 ユーザーのROIを最大化させることができないような会社だったら、会社をやめてしまったほうがいいと思っています。

p.129 経営者というのは究極的に「他責の文化」であってはならないと思います。経済環境のせいにもできないし社員のせいにもできない。経済環境のせいにする前に、その経済環境でも利益が上がるような体質にすべきですし、社員のせいにする前に、そもそもそんな社員を採用した経営者が駄目なわけです。

p.140 優秀な人材を採ることにあらゆる資源を投入するべきだ

p.166 リストラっていうのは、お客さんに合わせたコスト構造に変えるという意味ですよ。

p.179-180 今までは、大企業が自分たちにとって有利なものを武器と称して、この武器をフルに利用したんです。だから大企業になったんでしょう。ベンチャーは大企業がやっていることの逆をやればいいんです。大企業の武器はこれから足かせになるんです。彼らの武器を足かせに変えてしまえばいい。
 そのためには業を熟知していなくては駄目です。今までの業、やっていることの本質を全部熟知していないとその発想は生まれないんです。だから専門集団、専門家じゃないとビジネスは成功しないんです。

p.184 なんで組織に縛られなくちゃいけないんですか。会社のために仕事をするなんて考えないでくれ。個人のために仕事をするんだろう。個人の夢だとか、いろんなことを実現するために、会社や組織を利用するんだろう。

p.201 やはり会社というのは失敗やミスで潰れるのではなく、おごり高ぶりが潰すんだと思っています。

p.203 薩摩の教えの「男の順序」
 1.何かに挑戦し、成功した者、2.何かに挑戦し、失敗したもの、3.自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者、4.何もしなかった者、5.何もせず批判だけしている者

p.220 それまでの日本の、いわゆるホワイトカラーの管理手法といえば「もっと頑張れ」「やる気があるのか」といった精神論を説くこと。それから「ノルマはどうなった」「結果がすべてだ」という結果論。これら二つを中心とした管理の仕方を取っていたわけです。これでは効率が悪いだけです。

p.221 (いくらやっても結果が出ない)そういうときには、いい方向に向かえるように冷静に、必要な技術・業務を積み上げていけば、自然と良い結果は出るはずです。
 それでも結果を出せない場合は、それは設計が間違っているということです。つまり、やっていること自体が間違っている。結果につながらないことをやっているから、いつまでたっても、結果が出てこない。

p.225 プロセスのマネジメントというのは、結果管理と精神管理の二つを排除していかないとできないんです。

p.233-4 会社がまったく無名のときに行っていたプロセスと、有名になり周りから信頼感を得られるようになったときのプロセスを比較してみます。すると、場合によってはまったく別もの、正反対なんです。まずそこに、多くの会社は気づかないんです。成功したときのやり方を、その後も継続してやるべきだと考えてしまいがち。でも、これってほとんどが裏目に出るんです。

p.235 だけど、お客さまのほうから「来てください」と言われれば、3分の1、場合によっては5分の1のエネルギーで十分となります。

p.239 (自立とは)あらゆるリスクの責任は、自分がすべて引き受けるという意味の自立。自主性ですか。結果が悪かったら、社員とか幹部のせいにしてはならないということです。
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