何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

運命の法則

2010-09-26 10:15:01 | Book Reviews
『運命の法則 「好運の女神」と付き合うための15章 天外伺朗・著、飛鳥新社、2004年11月25日

p.35 要するに、「好運」というのは偶然の産物ではなく、個人やチームがある状態に入ることにより、意図的に呼べる、ということなのだ。

p.36 すると彼は、「そのとき、チームが燃えるにはどういうことが必要だと思う?」と私に聞いてきた。私は、「チームが自律的に、何でもデシジョン(決定)できることだ」と答えた。教授は満面の笑みをたたえて、「それこそ、フローに入る最大の条件だよ」といった。

p.44 「フロー」に入るためには、いくつかのコツがあるが、その中でも最も基本的なのが、内発的報酬にすなおに従う、ということだ。つまり、心の底からこみ上げてくる喜びや楽しみに、敏感に耳を傾けなくてはいけない。

p.56 画期的なプロジェクトの多くは、「人材」の鋭い眼力が出発点になる。ここでいう「人材」とは、自尊心が強く、性格も鋭角的だが、仕事には抜群の手腕を発揮する切れ者タイプのことだ。

p.67 外発的報酬というのは、他人による評価・統制を意味する。それを導入すると、楽しい遊びも不愉快な仕事に変わり得る。

p.69 誤解を恐れずに明言すれば、単純な「賃金による動機づけ」は科学的な根拠のない迷信である。

p.70 「罪が重いのは、成果主義が仕事それ自体の面白さや楽しさも奪ってしまうことだ」

p.92 「そもそも、客観的で公平な評価などは、この世に存在しない。だけどもし、自分が不当に低い評価を受けたと思ったら、がっかりしたり、怒ったりしないで、本当は喜んでいいのかもしれないよ。なぜならあなたは、そこで運命に「貸し」を作ったことになるからね。それに見合った好運がそのうち絶対やってくるはずだよ。

p.112 本当は、運命があなたを見離す、などということは絶対に起きない

p.125 自分としての「軸」がぶれていなければ、自己否定も起こさず、うぬぼれることもない。そして、運命はその「軸」がぶれていることを、必ず教えてくれるのだ。

p.143 「大河の流れ」は、一見して自分の意図と違うところに向かっていることもある。それでも、流れに抗して進むと苦労ばかりして、ちっとも進めないものだ。思いきって、流れに身をまかせてしまえば、人生はとてもスムースになる。トントン拍子になる。「フロー」状態がずっと続くようになる。運が開けてくるのだ。
 ただ、注意しておかなければいけないのは、流れは必ずしも社会的な成功の方向に向かっているとは限らない、ということだ。場合によっては、社会からドロップアウトする方向かもしれない。それでも、その流れに乗った方がスムースだ。内面は充実している。

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