何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

予感力

2010-04-20 21:01:59 | Book Reviews
『予感力 人生を決める! なぜか「ツキ続ける人」の習慣術 西田文郎・著、イースト・プレス、2009年1月13日

p.2 人生がうまくいかないのは、すべて自分自身が前もって規定した予感に従っているだけなのです。

p.16-7 現実には、ツイている人と、ツイていない人がいます。成功する人と、成功しない人もいます。この差は、予感を信じるか、信じないかの差です。予感はあっても、「予感力」がない人は、ツキも成功も逃してしまいます。
 多くの人は、そのときの予感を「根拠がない」と埋没させてしまいます。予感したことを“詰める”作業をしないから、現実になりません。これは、運がなかったのではなく、予感を信じられなかっただけなのです。

p.25-6 まず、「受かるはずないよ」と予感した受験生は、その時点で脳が「受からない」という未来を規定しているのです。予感は現実になりますから、そのレベルまで自分を高める必要はありませんし、勉強しようとしてもモチベーションは上がりません。
 逆に「受かる」と予感した受験生は、受かるはずがないのに「受かる」とおもっているわけではありません。脳が「自分が努力すれば、そのラインに到達できる」という確信を持っているのです。
 「受かる」と知っているのですから、そのための努力も苦痛になりません。だから、必ず合格するのです。

p.49 では、どうすれば「お金持ちになる」ことが“いい予感”として脳に芽生えるようになるのでしょうか。
 それは簡単です。“お金を儲けること”が、他人からねたまれるような“悪いこと”ではなく、自分を幸福にし、他人も幸福にできる“いいこと”であると考えればいいのです。

p.53 予感はそのとおりの結果になります。だから、「難しい」と思っている限り、いつまでもそれはあなたにとって難しい問題ですし、「できない」と思っている限り、あなたはそれをクリアできません。脳に抑制がかかって、絶対にそれ以上の結果が出なくなります。

p.54 成功やお金儲けが「簡単だ」という予感を持っていれば、誰もが自然にそう思えるようになります。「自分にできないことなどなにもない」とハードルを低く見積もることが大事なのです。

p.70 成功者は決して予感から逃げません。実行するか、しないか。続けるか、あきらめるか、それだけが、成功できるか、できないかの分岐点なのです。

p.135 悪いイメージも、いいイメージも、それをつくる最も大きな要因は「言葉」です。「そんなこと、できるはずないですよ」と言った本人は、それを言った瞬間に、それを“正しい”と考える。“正しい”から「そんなことをやる」理由はなくなる。これが「思考停止」のメカニズムです。

p.139 「クリアランス」の方法は二つあります。ひとつは、“イヤなこと”に直面したら、二段階目の「言う」の段階で止めてしまうことです。
 マイナス思考を引き出す言葉の代表的なものは、「不満」「愚痴」「悪口」の三つです。まずはそういった言葉を言わないようにしましょう。

p.193 「いつかその会社から飛び立とう」とか、「もっと新しい仕事ができるようになりち」と思っていたとしても、必要なことは、目の前の問題に対して結果を出し、それを“自責”ととらえ、自分自身の「予感力」を高めていくことなのです。
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