何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

働く幸せ

2010-04-16 23:03:35 | Book Reviews
「働く幸せ 仕事でいちばん大切なこと 大山泰弘・著、WAVE出版、2009年7月31日

p.56 人間の幸せは、ものやお金ではありません。人間の究極の幸せは、次の4つです。その1つは、人に愛されること。2つは、人にほめられること。3つは、人の役に立つこと。そして、最後に、人から必要とされるこt。

p.178-9 会社は、人に幸せをもたらす場所である――。
 人は幸せを求めて生きています。そして、人は働くことによってこそ、「ほめられ、人の役にたち、必要とされる」という究極の幸せを手にすることができます。であれば、「働く場」である会社は、労働に見合った給料を社員に支払うだけではなく、人間としての幸せをかなえる場所でなければならないはずです。
 ですから、私は「利益第一主義」をとりません。
 もちろん、企業を経営するためには利益は絶対的な条件です。しかし、利益をいたずらに最大化しようとすると、社員に過重な負担をかけることになりがちです。もし、そのために社員の「働く幸せ」を度外視するようなことがあれば、長期的にみれば企業の力を削いでしまうことになってしまうからです。

p.181-2 わが国の憲法はすべて国民の、「生命、自由及び幸福追求に対する権利」(13条)、「勤労の権利」(27条)、そして「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(25条)を保障すると定めています。
 国は国民にこれらの権利を保障する責務を負っているということです。しかし、それを実際に担っているのは企業にほかなりません。企業が雇用することによって、国民は、勤労の権利を行使し、「働く幸せ」を手に入れ、支払われた賃金で生活を営むことができます。つまり、企業は国に代わって、憲法が保障している国民の権利を実現しているということができるのです。
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