新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ゴマ:胡麻(ゴマがはじけて開く扉) 

2010-09-06 20:25:50 | 植物観察1日1題
ゴマ:胡麻の花が咲いています。
インドまたはエジプト原産といわれる古くから栽培される1年草で、ナイル川流域では5千年以上も前から栽培され、わが国でも縄文時代の遺跡からゴマが出土しているといいます。
春に種子を蒔き秋に収穫します。茎は4角で直立し、高さ1mくらい、葉は長さ10cmくらいで長柄があります。
花は夏、花冠の長さは2.5cmくらい、筒状の先は5裂し、雄蕊4本は2本ずつ長さが異なります。茎と花の形から一見シソ科と思いましたがゴマ科ゴマ属でした。
果実は長さ2.5cmくらいで、4室からなり、種子は品種によって、黒、白、金などがあり、海外で使われるのはほとんどが白胡麻といいます。
ごま油といえば日本料理ににもよく合う食材ですが、わが国で消費されるゴマは99.9%までが輸入品だということです。
「アリババと40人の盗賊」に出てくる秘密の扉を開ける呪文の「開けゴマ」は有名ですが、ゴマの種が鞘からはじけ出る様に由来しているとの説があるそうです。