セリモドキ:芹擬き(セリ科セリモドキ属)が8月末の伊吹山で白い花をつけていました。
本州中部地方以北の日本海側に多く分布する日本特産種の多年草で、草丈30~90cmになります。
葉は2回3出複葉で、小葉は不規則に切れ込みます。
セリ科の植物はもともと同定が難しいものですが、セリモドキにはDystaenia ibukiensis .と学名に伊吹の名が入っているのに対し、別に種名に伊吹の名を冠したイブキゼリ(セリ科シラネニンジン属:Tilingia holopetala)というのがあるそうですので、素人観察者の頭は混乱してしまいます。
結局頼りにしたのが“伊吹山自然観察ガイド”という本の、「本山にあるのはセリモドキで、イブキゼリは産しない」との一節から、自信ないながらもセリモドキと見立てました。