真夏のような太陽を受けて花壇を真っ赤に彩っているのがサルビア(シソ科)です。
熱帯から温帯にかけて500種以上の仲間が1年草または半低木状の宿根草として自生しているそうですが、日本には明治に中ごろ入り、1年草として栽培されます。
写真はサルビア・スプレンデンスいわれる品種で、真っ赤な花からヒゴロモソウ:緋衣草とも呼ばれています。単にサルビアといえばこれを指すほど代表的なもので、庭や公園に広く栽培されています。
サルビア属の中にはセージといって香辛料とする植物も含まれています。また、この属には薬用植物もあるのでラテン語の“いやす”という言葉から、学名のSalviaが作られたそうです。