![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/d6/ef51288684bdc0e7541c0869118745d6.jpg)
今の時期、山を歩いていて木陰で黄色い花をつけているのがヤマブキソウ:山吹草(ケシ科クサノオウ属)です。
今、金剛山の頂上近くで咲いている山吹草の見事な群落は、そこだけ明るくなったような感じがします。
山地の樹下に生える多年草で、高さは30~40cmになります。ヤマブキに似た草花ということでこの名がついていますが、クサノオウと同属で、この属は日本特産で、学名もHylomecon japonica
PRANTLの名があります。
柔らかな茎葉をもち、茎葉には黄色の液を含んでいます。4~5月、頂部葉腋の各節に4cmくらいの花柄を持った黄色花が1~2個つきます。花は4個の花弁からなり、花径は3~4cm、雌しべ1個、雄しべは多数です。
本物のヤマブキ(木本)は花は5弁、こちらは草本で花は4弁、基本的な要素が違うことを感じさせないほど、よく似たものどうしです。