新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ヤマブキソウ:山吹草(色も形も似る)

2009-05-17 21:47:28 | 植物観察1日1題

今の時期、山を歩いていて木陰で黄色い花をつけているのがヤマブキソウ:山吹草(ケシ科クサノオウ属)です。
今、金剛山の頂上近くで咲いている山吹草の見事な群落は、そこだけ明るくなったような感じがします。
山地の樹下に生える多年草で、高さは30~40cmになります。ヤマブキに似た草花ということでこの名がついていますが、クサノオウと同属で、この属は日本特産で、学名もHylomecon japonica
PRANTLの名があります。
柔らかな茎葉をもち、茎葉には黄色の液を含んでいます。4~5月、頂部葉腋の各節に4cmくらいの花柄を持った黄色花が1~2個つきます。花は4個の花弁からなり、花径は3~4cm、雌しべ1個、雄しべは多数です。
本物のヤマブキ(木本)は花は5弁、こちらは草本で花は4弁、基本的な要素が違うことを感じさせないほど、よく似たものどうしです。