冬、枝先に集まってつく葉の中心部で赤く目立っていた、タブノキ:椨の木(クスノキ科タブノキ属)の冬芽(葉芽と花芽が一緒になった混芽)が展開して、赤い新芽と黄緑色の小さい花が伸び出ています。(05年1月23日記事)
花は4~5月、枝先から新葉とともに一緒に伸びて円錐花序につき、花被は深く6裂し、長さ5~7mmの長楕円形、内側の3個がやや大きく、内面に細毛が生えます。雄蕊9個と、仮雄蕊3個があり、最も内側の雄蕊の基部には、柄のある黄色の腺体があります。雌蕊は1個、花柱は細く、柱頭は肥大します。
遠くから見ると目立たない花ですが、アップで見るとなかなか凝ったつくりです。