新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ホソバウンラン:細葉海蘭(晩秋に目立つ黄色い花)

2008-11-05 07:04:17 | 植物観察1日1題

夏の花が終わってさみしい公園の片隅に、そこだけ目立つ黄色い花が咲いていました。
ホソバウンラン:細葉海蘭(ゴマノハグサ科ウンラン属またはリナリア属)は、ヨーロッパからアジアにかけての原産で、花卉や薬用として栽培されたものが各国で野生化している多年草です。
日本には明治年間に花卉として導入され、やはり各地で野生化しています。下部から発生した茎を叢生し、高さ50cmほどになります。春から秋にかけて長さ3cmほどの唇形で長い距のある淡黄色の花を穂状につけ、ときに白花もあります。
上唇と下唇が密着し、雄蕊と雌蕊を隠す仮面状花となっており、これをこじ開けられる特定の送粉者だけが中へ入れるのですが、そうでないほかのハチなどは、もっぱら外から距に穴をあけて盗蜜しているとの報告があります。