山道でもう来年の花穂を垂れ下げている木に出会いました。
ケヤマハンノキ:毛山榛の木(カバノキ科ハンノキ属)と見ました。
ハンノキに似ていますが、葉幅が広く、長さも大き、まるみを帯びた広卵形で、ふちには欠刻状の重鋸歯があります。葉の裏面や葉柄、若枝にビロード状の軟毛が密生します。全体に毛のないものをヤマハンノキといいますが、中間型もあり、毛の様子は固体によって変異が多いといいます。
雌雄同株で、早春、葉の展開前に開花します。枝先にはすでに2~4個の雄花序が垂れ下がり、その根元には小さい雌花序も見えます。冬の寒さを目前に、早くも春の準備が整っています。