新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ケヤマハンノキ:毛山榛の木(整う春への準備)

2008-11-27 06:52:25 | 植物観察1日1題

山道でもう来年の花穂を垂れ下げている木に出会いました。
ケヤマハンノキ:毛山榛の木(カバノキ科ハンノキ属)と見ました。
ハンノキに似ていますが、葉幅が広く、長さも大き、まるみを帯びた広卵形で、ふちには欠刻状の重鋸歯があります。葉の裏面や葉柄、若枝にビロード状の軟毛が密生します。全体に毛のないものをヤマハンノキといいますが、中間型もあり、毛の様子は固体によって変異が多いといいます。
雌雄同株で、早春、葉の展開前に開花します。枝先にはすでに2~4個の雄花序が垂れ下がり、その根元には小さい雌花序も見えます。冬の寒さを目前に、早くも春の準備が整っています。