すでに初霜が降りた畑に、トウガラシ:唐辛子(ナス科トウガラシ属またはナス属)が、赤い実をつけています。近づいてみると、青い実もあり、その下にはまだ薄紫色を帯びた花が咲いていました。
南アメリカ原産の多年草で、コロンブスによってヨーロッパにもたらされ、さらに東洋へ普及したといわれます。熱帯から温帯に栽培され、温帯では1年生、熱帯ではやや低木性の多年草になります。種子や果皮に刺激のある辛味があり、香辛料として世界で使われています。
果実の形や、色、辛味などによって、多くの系統に分けられます。辛味の強い代表がタカノツメや、写真のように果実が上向きにかたまってつくヤツブサ(八つ房別名テンジョウマモリ:天井守)です。辛味のない料理用のがピーマンやシシトウガラシ、ほかに色々な色の果実がつく観賞用のトウガラシもあります。
(明日から1週間ほど休みます)