新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

岩湧山で出会った草木ち(3)赤い実もなかなか、ザイフリボク:采振木

2005-06-29 06:57:08 | 植物観察1日1題
ザイフリボク(バラ科)は、采振木、四手桜、といわれ、春に咲く、白い房状の花が采配や、神事に使う白紙の四手(幣)に見たてられる美しい木ですが、初夏に紅くなる果実もなかなかのものです。
この季節、山で赤い実をつけるのは、この木のほか、ウグイスカグラ、ニワトコ、スノキなど限られたものしかありません。ほかの木より早く熟して小鳥に食べてもらおうとの戦略なのでしょうか。
直径6mmくらいの赤紫に熟れた果実は、小さい林檎に似て、いいかにも美味しそうですが、味のほうはまあ食べられるといった程度のものでした。