新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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天橋立に咲く(3)変な名前のマンテマ

2005-06-14 07:17:43 | 植物観察1日1題
マンテマ(ナデシコ科)、この変わった名前の花は、江戸時代にヨーロッパから渡来したといわれ、渡来時船員がマンテマンといっていたのが変わってマンテマになったという説がありますが、そもそもそのマンテマンとは何かどの本にも説明はありません。
海岸の砂地に生えることが多く、茎の高さは20~30cm、茎や葉には粘り気のある毛があリます。茎の頂に穂状花序がつき、5個の円形花弁を持った6mmくらいの小花をつけます。
花は暗赤色で、白い縁取りがありなかなか綺麗です。全体につく毛がかさかさした感じでドライフラワーを思わせ、野生化した今も昔庭に植えられていたというのがうなずけます。
これよりずっと後に渡来したといわれる同類にシロバナマンテマ(5月1日付け拙ブログ参照)があります。こちらは、乾燥地にも強く大きな道路の側などでも見られます。