簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

瀬戸内の海に沿って(四国遍路)

2012-11-02 | Weblog
 境内を出て左に進路を取り、JR予讃線の線路を超える。
次の札所54番延命寺までは38キロ余り、松山市を抜け、北条市から更に今治市に
向けて歩くことに成る。



 県道347号で堀江の町に入ると海が近づいてくる。
ここからは、瀬戸内の海に沿って、ほほJR予讃線と並行する道を歩き、光洋台、粟井の
駅を過ぎる。
ガイドブックには、この辺りの粟井坂に高浜虚子の句碑が有ると書かれていたが、坂を
実感する道も、その句碑にも気付ぬまま通り過ぎてしまった。



 柳原を過ぎ、河野川を越えた辺りの道路の左側に、白いガードレールに隠れるように
俳人・高浜虚子の胸像が建っていた。
 ここ西ノ下地区は、虚子が幼少時代を過ごした町らしい。
その大師堂の石柱には、「この松の下にたたずめば露のわれ」「道の辺に阿波の遍路の
墓あわれ」と刻まれている。



 途中逆打ちの遍路に出会う。
うるう年は、遍路は逆打ちに出るものらしいが、その謂れを良くは知らない。
早速和気公民館の学生たちのお接待所を勧めておいた。



 海すれすれの道は、やがて国道179号線となって北条の町に入る。
穏やかな海に、芸予諸島の大小の島々が浮かんでいる。
一際大きな島影は、中島で有ろうか。
ここらあたり一帯が中世も前期の頃、瀬戸内海を制した海賊、河野水軍の
本拠地らしい。(続)




  写真満載 ホームページ
  表紙写真を更新しました。
    ここをクリック  

   にほんブログ村 旅行ブログ 遍路・巡礼へにほんブログ村


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 53番・円明寺(四国遍路) | トップ | 「花へんろ」の町と老舗宿 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事