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簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

鈴鹿セブンマウンテン(JR乗り潰しの旅・関西本線)

2017-01-16 | Weblog
 進行方向右手遥かに、山塊が連なって見えてきた。
関ヶ原から鈴鹿峠に向けて南北50㎞ほどの間に霊仙山、鈴ケ岳、御池岳、藤原岳、
竜ケ岳、釈迦ケ岳、国見岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ケ岳などの1000mを超える山々
が10座以上も連なる鈴鹿山脈である。



 このうち最高峰は御池岳で1247m、それに次ぐのが御在所岳の1212mで、その
登山口には関西・中京の奥座敷として人気の観光地であった湯の山温泉がある。
温泉からは御在所岳の山頂に向けてロープウェイも有り、歩き登山のみならず気軽
に千メートルを超える山頂を目指すことが出来る。



 こんな地には懐かしい思い出がある。
かつて昭和40年代、鉄道会社やテレビ局、新聞社、地元の山岳会などが中心に成
って、『鈴鹿セブンマウンテン登山大会』と言うキャンペーンを行っていた。



 それは、御在所を始め、鎌、竜、藤原、雨乞、入道、釈迦の7座を舞台に誰もが
自由に参加でき、気軽に登山を楽しもうと言うものだった。



 近鉄の名古屋線に乗り、途中三岐鉄道三岐線や近鉄湯の山線に乗り換え、思い
思いの目的地に向かうハイカーや登山者は多く、当時俄か登山ブームを巻き起こし
ていた。
このため週末や休日ともなると、近鉄の名古屋駅には、大きなザックを担いだ若者
が溢れ、大いに賑わったものだ。





 こんなキャンペーンが功を奏したのか、昭和43年には、鈴鹿山脈一帯が鈴鹿国定
公園に指定され、さらに昭和47年には公園内を貫く鈴鹿スカイラインも開通した。(続)

 みちのくに息づく伝統こけしを訪ねる旅
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