再び大湊の駅に戻り、折り返しの列車で青森に向かう。
キハ100形2両編成のワンマン運転の列車の乗客は十数名ほど、観光客は
いなくて、地元のお年寄りが多いようだ。


途中、雨が降り出した。しとしとと降る雨が車窓を濡らし始めている。
そんな中、列車が何度も警笛を鳴らす。
線路際に野生動物でもいるのかと思ったがどうもそうではなく、両側の防風
(雪)林の根元の茂みの中で野草を探している人がいるらしい。

この路線、強風地帯らしく両側を防風(雪)林に囲まれているが、その切れ
目から遥か山並みも見渡せる。
どこかに恐山も見えるらしいが、どの山がそれなのかよくわからない。

青い森鉄道に乗換える野辺地駅の裏手に、見事な鉄道防雪林がある。
この整然と手入れをされた防雪林は、幅400m、奥行き60m、1250本にも及
ぶ杉の林である。
これは明治24年に開通した東北本線の冬季の雪害から守るために、その
翌年植林されたもので、わが国では最初の鉄道防雪林である。

折からの雨に打たれ、防雪林の緑は鮮やかさを増している。
周りは公園のように整備されていて、幾つかの碑も建てられているようだ。

興味をそそられたが、構内のすぐ脇ながら、行くとなると一旦駅の正面に
出て駅を回り込むようにしないと行けないらしく、少しの待ち時間では無理。
すぐ目の前なのに残念だ。

野辺地の手前で降り出した雨は、浅虫温泉辺りではかなり激しく降ってい
たようだが、青森駅前に降り立ったときには霧のような雨に変わっていた。(続)

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キハ100形2両編成のワンマン運転の列車の乗客は十数名ほど、観光客は
いなくて、地元のお年寄りが多いようだ。


途中、雨が降り出した。しとしとと降る雨が車窓を濡らし始めている。
そんな中、列車が何度も警笛を鳴らす。
線路際に野生動物でもいるのかと思ったがどうもそうではなく、両側の防風
(雪)林の根元の茂みの中で野草を探している人がいるらしい。

この路線、強風地帯らしく両側を防風(雪)林に囲まれているが、その切れ
目から遥か山並みも見渡せる。
どこかに恐山も見えるらしいが、どの山がそれなのかよくわからない。

青い森鉄道に乗換える野辺地駅の裏手に、見事な鉄道防雪林がある。
この整然と手入れをされた防雪林は、幅400m、奥行き60m、1250本にも及
ぶ杉の林である。
これは明治24年に開通した東北本線の冬季の雪害から守るために、その
翌年植林されたもので、わが国では最初の鉄道防雪林である。

折からの雨に打たれ、防雪林の緑は鮮やかさを増している。
周りは公園のように整備されていて、幾つかの碑も建てられているようだ。

興味をそそられたが、構内のすぐ脇ながら、行くとなると一旦駅の正面に
出て駅を回り込むようにしないと行けないらしく、少しの待ち時間では無理。
すぐ目の前なのに残念だ。

野辺地の手前で降り出した雨は、浅虫温泉辺りではかなり激しく降ってい
たようだが、青森駅前に降り立ったときには霧のような雨に変わっていた。(続)


