簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

再び五能線(JR乗り潰しの旅)

2013-10-07 | Weblog
 五能線は、秋田県の東能代と青森県の川部を結ぶ、147.2Kmの旅情溢
れる人気のローカル線である。



 この日は秋田14時丁度発のジョイフルトレイン「リゾートしらかみ5号」の
くまげら編成に乗車する。



 この列車始発は秋田で、東能代から五能線に入り、岩舘、深浦、鰺ヶ沢
などに停車を繰り返し川部に向かうが、列車はそこで奥羽本線に入り弘前
に立ち寄ったのち、終着の青森を目指す。
この間250Kmほどを5時間かけてひた走る。
 今回は、観光が目的でもないので、ひたすら終着駅をめざし、乗り続ける
だけの旅である。



 車内は意外なほどに空いている。4両編成の中ほどのボックス席にはた
った1組しか乗っていない。ほかの3両の指定席にも乗客は数えるほどだ。



 深浦を出て、絶景ポイントの行会崎海岸では徐行運転が有る。
車窓の風景は相変わらず素晴らしい。



 陸奥赤石を過ぎると左手遥か下に、一瞬だけ焼きイカ通りのカラフルな
建物が見える。このまま鰺ヶ沢に到着すれば、晴れて五能線はクリアで、
やっと喉の奥に刺さった魚の小骨が取れ、感慨深いものがある。



 それにしても車内が寂しすぎる。
前回はどこへ行っても、どの列車に乗っても人人で、人が溢れていた。
「この時期はこんなに空いているの?」



 乗客が少なすぎて売れもしないのに、律儀に車内販売のワゴンを押して
何度も行き来する販売員に聞くと、「そうですね。月末から「大人の休日倶
楽部」が始まると大変なことに成りますが・・・」と言う。
さらに「先ほども別のお客様に同じこときかれました」と付け加えた。

 ゆっくりと、静かに観光をしたいのならこの時期(6月中旬)がねらい目な
のかもしれない。シーズンを外せばこんなものなのだろう。
皆一様に意外なほどに空いていた人気のローカル線に驚いているようだ。(続)





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コメント
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