スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

古代米・・・明日香の里

2011-10-22 12:33:05 | 出来事


明日香で食べた「古代米」って、何処で作られてるんだろう?
・・・ということで、いつも古代米(黒米・赤米など)を販売されている「あすか夢の楽市」を訪ね、栽培されている場所を教えて貰った。
周りの明日香米は、刈り取りのまっ最中。でも、よ~く見ないと、普通の稲(明日香米と思われるが・・・)と同じように藁(わら)が黄色くなっているため、遠くから見ているだけでは区別が付け難い。

稲穂だけに照準を合わせてみて・・・はじめて、少し黒っぽいというか紫色っぽい穂が「古代米」と分かります。

周りのウルチ米(普通の米)は、刈り取りの真っ最中。古代米のところだけが残っていた。
稲穂は、紫がかった黒色。麦の穂先についている尖った針先が何本か付いている。ウルチ米には付いていないはずだ。
稲の原種である 野生稲 の特徴を受け継いでいる古代米のアカシなのだ。色素によって、黒米・赤米・緑米などがあるそうだ。

一般的なウルチ米とは異なり古代米は粒が小さい。ぷっくりとした丸味が無く、小粒だ。
でも、作付けしているということは、希少価値があるから、きっと採算がとれるのだろう。


▲これが古代米(赤米)。粒はやや小ぶりです。


▲よ~く見ないと普通のウルチ米と間違えてしまう。
ここは、明日香村小原。この田圃からは万葉文化館が見下ろせます。

帰途、石舞台古墳を中心とした「国営飛鳥歴史公園」に立ち寄った。
ちょうど、ススキが綺麗です。




▲ススキの穂が風に靡いて・・・綺麗です。

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7 コメント

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Unknown (hetappy)
2011-10-23 09:39:39
石舞台もすっかり秋の風情ですね。
ススキがなびいてちょっともの哀しい雰囲気ですね。

古代米は収穫が遅いんですね。
私も「夢の楽市」で、古代米をいただいたこと、あるんですが
どこで、どんな風に栽培されてるか?なんて、気にもしないで…(ーー;)
もう少ししたら、古代米の新米がいただけるのかしら?
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Unknown (のび太)
2011-10-23 11:36:12
コンニチハ
古代米の味はどうなんでしょうネ・・・・・田舎館村(津軽)では、
古代米を「田んぼア-ト」に使ってますが、黒・赤・白等様々な種類が在るようです。
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Unknown (KYR)
2011-10-23 21:26:08
黒米は、昔子供の頃など聞いたことがありませんでした。
最近健康志向で、植えられるようになったのでしょうか?
飛鳥では、以前から植えられていたのでしょうか?
明日香のお宿で宿泊した時に食べました。
私は、白いお米より雑穀など好きなので美味しかったです。ヽ(*’-^*)。
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Unknown (るな)
2011-10-24 13:13:05
☆渋い稲穂ですね。絵になります。
一度だけわが市の田んぼでも見かけたのですが、
翌年は普通の種類になっていたので、
育てにくいのかな、周りに飛ぶ花粉が問題なのかな
と思っていました。

↓すばらしいコスモスの景色。
背景がよいので、コスモスもぐっと格が上がりますね。
慶沢園、少しだけ寄ってきました。
なんど見ても落ち着いたよいお庭ですね。
菊花の鉢があちこちに置いてありましたが
まだ蕾でした。もうすぐ開催されるのでしょうね。
あの場所で眺めたら風情たっぷりでしょうね。
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Unknown (風香)
2011-10-25 13:49:14
秋の田の 穂向きの寄れる片寄りに 君に寄りなな 言痛くありとも

古代の「秋の田」というのはきっとこんな風景だったんでしょうね。
それにしてもスターアニスさまは、どんなテーマにもどん欲に徹底的に調べられご自身の知識とされる姿勢にいつも教えられています。
すすきは古代の呼び方が尾花。
風舞台にもいよいよ秋の風が吹いてきたようですね。
すてきなお写真ばかりです~♪♪♪
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Unknown (なりちゃんじいじ)
2011-10-26 20:53:45
おばんです!
田んぼアートは古代米で絵をかくようですネ

昨年暮れにミニ門松を作った時にも古代米を刺して飾り付けましたよ


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Unknown (風香)
2011-10-27 06:58:38
スターアニスさま
但馬皇女の現代語訳の大意は、スターアニスさまのおっしゃる内容です。
言痛く(こちたく)という表現。
これはきっと突きささるような痛さをいっていたんでしょうね。
若くして高市に嫁がされた但馬らしい表現でもあるように思います。(万葉集ではよく詠まれている表現方法ではあるのですが)
尾花からも冬の到来を得るスターアニスさまの感性にきっと穂積皇子もびっくりですよ!
風邪の症状も腰の状態も気合いだけではよくなりませんので(笑)ここは、今ひとたびの休息時間。
ご無理なさらず。お大事に。

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