スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

濡れる庭花

2018-06-08 17:34:55 | 出来事
シトシト雨が降ったりやんだり・・・まさに梅雨入りの天候です。

庭の花たちもシットリ濡れてイキイキしている。


頭のスッキリしない私は、かねてから読みたかった高村薫さんの「土の記」上・下巻を3日間かけて一気に読んだ。

大佛次郎賞、野間文芸賞、毎日芸術賞の3冠を受賞した作品だ。

物語の舞台は、奈良県宇陀市大宇陀。いつも撮影に行く場所だ。

嬉(漆)河原、西山、半坂、馬取柿、宮奥、榛原、額井と・・・・知っている地名が次々出てくる。

そして、何よりも農業のことが詳しい。というか、水稲栽培について詳しすぎるほどの描写だ。
よくぞ、調べられたものだと・・・感心する。だから作家なのだが・・・。

加えて、難しい漢字が次々と出てきて・・・なかなか次の行に進めない。
スマホの「手書き漢字認識辞書」が離せないのだ。

それにしても、読み応えがあった。














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2 コメント

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お早うございます (上ベイ)
2018-06-09 09:53:34
雨の日は落ちついて読書三昧ですか。梅雨時もまた良しですね。
「土の記」読んでみたいですが、性格的にゆっくり落ち付いて読めるか?

雨露にしっとり濡れた花の風情が良いです。

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上ベイさんへ (スターアニス)
2018-06-09 14:36:59
こんにちは。

そうなんです。雨の日は撮影は休みです。
でも、本当は雨の日ならばこその写真が撮れるのでしょうが・・・(笑)
昔に録画したDVDも見たいし、本も読みたいし・・・写真も撮りに行きたいし・・・欲張っております。
どれ一つ身につかないのですけど・・・(笑)

「土の記」、稲昨のこと、よくぞここまで調べた・・・という感じです。土の香りが強い作品です。
著者が別荘のある三重県からの通り道である大宇陀を舞台にされたとか・・。

こんなにスマホの「手書き漢字認識辞書」が重宝するのは・・・初めてでした。(笑)
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