スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

巨樹・巨木⑤ 国の天然記念物

2007-02-16 19:45:45 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ
昨日、親戚に立ち寄った後、少し寄り道して二つの巨樹を訪ねた。 

<県の天然記念物-無渋ガヤ(しぶなしがや)>

奈良県宇陀市菟田野区宇賀志にある真証寺(領地)にあるこの木。
最初、真証寺を訪ねたが境内には見当たらない。隣に住まわれているご住職に聞くと、旧境内の場所にあるという。お寺の上の山の中である。

徒歩250mほどの山の中腹にあった。
薄暗い谷間でややぬかるんでいる足元には、イノシシの足跡が・・・。そして、怪しげな動物の鳴き声が聞こえてくる。

この「かや」は、いちい科の常緑高木、材は建築用、実は食用になるとか。
ふと、足元を見ると「実」というか「種」が落ちていた。長さ2~3センチほどの種。1個は既に新芽が出てきている。ラッキー! 
数個を拾った。でも、中身がないからか、軽いのだ。

動物の鳴き声に脅えつつ、写真もそこそこに引き上げた。

早速、種を鉢に植えた。無事根付くかな?


山の中、斜面にあった。

不気味な動物の鳴き声に脅えて、木の葉っぱを撮るのを忘れてしまった。でも、「無渋ガヤの種」を拾ったのだ。

拾った「無渋ガヤの種」。早速、鉢に植え込んだのだ。

車道に掲示されていた看板。


<国の天然記念物-八つ房杉>

宇陀市菟田野区佐倉にある、この杉の木は、全国的に有名である。
国道166号の道端にあった看板を見つけ、順路の立て札通りに車を進めたが、立て札を見過ごし(改善の必要あり)誤って・・・。

誤ったとは気づかず、止む無く途中下車し、急な坂道を歩くこと10分。着いた先は「兎田の高城(うたのたかぎ)」というわが国最古の城跡にたどり着いたのだ。

「神武天皇が八咫烏(やたがらす)に導かれて大和の国に入ってきた時に軍の休息に築いたといわれるわが国最古の城跡」と記されていた。
まあ、この失敗も楽しいこと。でも、頂上までの往復は結構疲れた。
そして、元の案内看板まで戻り、途中からの道を左折し、400m先の『国の天然記念物「八ツ房杉」』がある「桜實神社」に向かった。

大小八つの幹が巨大な株となり複雑な形で伸びている。幹の周りは9メートルで圧倒される大きさである。
木の皮は普通の杉とは異なり美しい赤色であった。
詳細は、下記の紹介看板をご覧下さい。


さほど高くない木であるが、八つの幹が巨大な株となっているのが見事!


木肌が赤いのも特徴である。

神社の裏手の山に聳えている。

境内に詳細が紹介されていた。
コメント (6)
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巨樹・巨木④ 寄り道で・・・

2007-02-16 15:56:01 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ
<拾った木の皮・・・この木何の木、気になるなぁ>

三輪の大神神社の杉の木を撮影に向かう途中、桜井市・松之本(?)あたりの神明神社(表示されていた)の境内に聳える巨木があった。
近くの住民に聞いたが「木の名前は知らない」とのこと。欅(ケヤキ)にしては皮肌が荒れすぎているかな?

木の下に、皮が落ちていた。持ち帰って、小鉢の台に敷いた。ちょうどいい感じ。気に入っている。でも、何の木だろう、気になる木だ。

気になる木だ。木の名前が?? 

落ちていた木の皮。 
鉢に敷くと、こんな感じで・・・。 
コメント (2)
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巨樹・巨木③ 近くを巡って・・・

2007-02-16 15:27:10 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ
3日前の夕刻の4時頃、写真を撮るには無理と解りながらも、このシリーズを軌道に乗せるため、家を飛び出した。


<桜井市・西之宮 阿彌寺のケヤキ>

近鉄大阪線・大福駅と耳成駅の中間で線路の北に位置する「阿彌寺」境内の「ケヤキ」。
木の芯は枯れているようで痛々しい。
根っ子が露出しており子供達の自然の障害物遊具となっているのだろうか・・・。
狭い境内のため、行き場の無い根っ子は、近くの石を持ち上げてもがいているようである。
街のなかに溶け込み、共存して生きている「ケヤキ」である。

欅(けやき)の木は、キメが細かく、硬い木なのだ。


<桜井市・今井谷 満願寺のシダレザクラ>

次に訪ねたのが、桜井市内から多武峯・談山神社に向かい、有名な「聖林寺(ショウリンジ)」を少し過ぎたところで右(西)に折れ、500mほど進むと桜井市・今井谷である。
左側の高台の斜面に「満願寺の八講桜」が聳える。
4月初旬は満開の「枝垂桜」をめがけてカメラマンが多いのである。

未だ、蕾も固く、誰も居ない。いつも道路からの撮影であるが、今日は根元近くに寄って撮ってみた。

案内看板には 「多武峯談山神社の元に、八講祭を行う寺院にシダレザクラを植えたとの言い伝えがある」と記されていた。
この桜も今年は、3月中旬には満開になるだろう。また同じアングルで撮ることにしょう。

枝垂桜。樹高25m、幹周り4m、樹齢約300年。
コメント (1)
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