長谷寺の「だだおし」
真言宗豊山派の総本山で奈良東大寺大仏殿に次いで日本で最大級の本堂を有する長谷寺。
この長谷寺で、2月8日から行われていた修二会の最終日に行われる「だだおし」を間近で見ることができた。
「だだおし」は、昔、鐘をついている際に寺の門が開き、入ってきた鬼を法力で追い出したのが始まりとされ、春を呼ぶ-大和の火祭りとして1000年の歴史があります。
人間の罪やけがれを仏前にざんげし、悪魔退散、無病息災、万民豊楽を祈るという行事です。
午後四時頃から本堂で法要があり、牛玉符(ごおうふ)のお札3000円を買うと本堂に座ることができ、説戒を聞きながら本番の「鬼面加持」を待つ。(「お節介」とは、この仏教語である「説戒」からきていると説明されていた)
午後5時20分、本堂に現れた鬼が回廊に追い出され、松明(たいまつ)を背に青鬼と緑鬼が本堂の周りを3周して暴れ回る。次に登場の60cmの「赤鬼」は、6mの大松明と共に観客を威嚇し、カメラマンめがけて突進してくる。結構、迫力がある。
この鬼達は聞くところによると、既にお酒を飲んでおり、また松明を担ぐ6名ほどの男衆もお酒で勢いをつけているらしい。そのため、激しく暴れまわる。
今年は午後から大雨。人出は例年に比べ少なかったが、それでもTVカメラ、新聞カメラマンが、フラッシュを浴びせていた。
終了後には松明の残りを「魔除け」として持ち帰る参拝者もいた。過去はこの松明の取りあいが激しかったとか。
私も、松明を担ぐ男衆と同じ半纏(火消しハンテン)を着て、カメラ片手に本堂回廊の火の粉の始末に走り回ったのである。勿論、松明を一本持ち帰ったのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/34/8d4711082ac3a3d35ca69e00650ce89e.jpg)
酒に酔って(?)暴れ回る「赤鬼」
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テレビカメラにもご挨拶! というか、威嚇してるつもり?
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参拝者にも襲い掛かり・・・悲鳴が!でも、皆んな結構笑ってる!
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3つの鬼が仏前で出番を待つ。
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本堂での法要。
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奥に十一面観音が微笑んで・・・。本堂での参拝者
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持ち帰った松明(たいまつ)の燃え残り。長さ1.2mの松の木である。軒に掲げておくと魔除けになるという。
「柴灯(さいとう)護摩」の行事
2月14日、長谷寺では「だだおし」の行事が始まる前の午後2時から、仏さんの灯明として焚く「柴灯(さいとう)の行事」が、本堂前広場で行われた。
山伏のような装いで、登り回廊からほら貝と共に本堂前に到着。大太鼓の合図で法要が始まる。一つ一つの動きが勇ましい。日本刀を振りかざしての所作もある。
供えてあった灯明を竹やりで火をつけ、その火で護摩をたくのである。ナマの「桧の木の葉っぱ」で覆ったところに火をつけるため、煙の中での法要で、お坊さんも咽返り、なみだ目になりながらで大変である。でも、なんだか神秘的な雰囲気だ。
この法要のあと、縄で括られた紙(意味は解らない)を奪い合い、持ち帰る参拝者もいた。自宅での魔除けとするのだろう。
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煙のなかでの法要。
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若いお坊さんが多い「柴灯護摩」の行事。
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山伏の衣装である。
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迫力ある声量とホラ貝の音が長谷寺の谷にこだまする。
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日本刀(真剣?)を振りかざして・・・。エィ! ヤァ!
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火の粉が降ってきて、お坊さんの衣にも穴があいていた。
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雨が激しく降るなか、ビショ濡れになりながらも厳かに・・・。
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「柴灯護摩」が終わった境内。いよいよ本堂では「だだおし」の法要が始まるのだ。嵐の前の静けさか・・・。
真言宗豊山派の総本山で奈良東大寺大仏殿に次いで日本で最大級の本堂を有する長谷寺。
この長谷寺で、2月8日から行われていた修二会の最終日に行われる「だだおし」を間近で見ることができた。
「だだおし」は、昔、鐘をついている際に寺の門が開き、入ってきた鬼を法力で追い出したのが始まりとされ、春を呼ぶ-大和の火祭りとして1000年の歴史があります。
人間の罪やけがれを仏前にざんげし、悪魔退散、無病息災、万民豊楽を祈るという行事です。
午後四時頃から本堂で法要があり、牛玉符(ごおうふ)のお札3000円を買うと本堂に座ることができ、説戒を聞きながら本番の「鬼面加持」を待つ。(「お節介」とは、この仏教語である「説戒」からきていると説明されていた)
午後5時20分、本堂に現れた鬼が回廊に追い出され、松明(たいまつ)を背に青鬼と緑鬼が本堂の周りを3周して暴れ回る。次に登場の60cmの「赤鬼」は、6mの大松明と共に観客を威嚇し、カメラマンめがけて突進してくる。結構、迫力がある。
この鬼達は聞くところによると、既にお酒を飲んでおり、また松明を担ぐ6名ほどの男衆もお酒で勢いをつけているらしい。そのため、激しく暴れまわる。
今年は午後から大雨。人出は例年に比べ少なかったが、それでもTVカメラ、新聞カメラマンが、フラッシュを浴びせていた。
終了後には松明の残りを「魔除け」として持ち帰る参拝者もいた。過去はこの松明の取りあいが激しかったとか。
私も、松明を担ぐ男衆と同じ半纏(火消しハンテン)を着て、カメラ片手に本堂回廊の火の粉の始末に走り回ったのである。勿論、松明を一本持ち帰ったのだ。
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酒に酔って(?)暴れ回る「赤鬼」
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テレビカメラにもご挨拶! というか、威嚇してるつもり?
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参拝者にも襲い掛かり・・・悲鳴が!でも、皆んな結構笑ってる!
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3つの鬼が仏前で出番を待つ。
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本堂での法要。
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奥に十一面観音が微笑んで・・・。本堂での参拝者
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持ち帰った松明(たいまつ)の燃え残り。長さ1.2mの松の木である。軒に掲げておくと魔除けになるという。
「柴灯(さいとう)護摩」の行事
2月14日、長谷寺では「だだおし」の行事が始まる前の午後2時から、仏さんの灯明として焚く「柴灯(さいとう)の行事」が、本堂前広場で行われた。
山伏のような装いで、登り回廊からほら貝と共に本堂前に到着。大太鼓の合図で法要が始まる。一つ一つの動きが勇ましい。日本刀を振りかざしての所作もある。
供えてあった灯明を竹やりで火をつけ、その火で護摩をたくのである。ナマの「桧の木の葉っぱ」で覆ったところに火をつけるため、煙の中での法要で、お坊さんも咽返り、なみだ目になりながらで大変である。でも、なんだか神秘的な雰囲気だ。
この法要のあと、縄で括られた紙(意味は解らない)を奪い合い、持ち帰る参拝者もいた。自宅での魔除けとするのだろう。
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煙のなかでの法要。
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若いお坊さんが多い「柴灯護摩」の行事。
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山伏の衣装である。
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迫力ある声量とホラ貝の音が長谷寺の谷にこだまする。
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日本刀(真剣?)を振りかざして・・・。エィ! ヤァ!
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火の粉が降ってきて、お坊さんの衣にも穴があいていた。
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雨が激しく降るなか、ビショ濡れになりながらも厳かに・・・。
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「柴灯護摩」が終わった境内。いよいよ本堂では「だだおし」の法要が始まるのだ。嵐の前の静けさか・・・。