いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

98歳!ご婦人の涙!

2010年05月28日 08時06分53秒 | 兎に角書きたいの!
 先日知り合いのお家にお邪魔した。98歳になる小柄なご婦人は一人暮らしであるが健康体で買い物に出掛け、よく話し、よく食べて娘さんとは月2回ほど湯河原へ湯治に出掛けている。

 ご婦人には私と同じ年生れの息子さんがいたが社会に出て数年で亡くなられた。とても優しくいい子だったと語られる。

 私の姿を見ると息子を思い出すと。後姿がそっくりだと言われながら涙を拭かれる。話しているうちに涙声となり鼻紙をエプロンのポケットから取り出す。最近は、その頻度が多くなってきたような気がする。

 帰りがけにハグ抱擁をすると、ありがとう!ありがとう!と言いながらまた涙を流される。元気な明治生まれのご婦人である。

 玄関を出ると姿が見えなくなるまで見送り続けている。手を振ると手を振りお辞儀をされる。丁寧なお辞儀を!総理大臣のお祝いを受けたい!と言われながら頑張るわ!と力強い声で言われ、あっはっは~!と明るく通る声が響いてくる。
コメント
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