いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

横浜市営バスは本当に赤字なのか?

2007年07月03日 09時31分05秒 | 兎に角書きたいの!
 平成19年6月30日付新聞報道で、「横浜市バス売上金窃盗」の記事が踊っていた。
 それによると、横浜市交通局保土ヶ谷営業所長・小池稔容疑者を逮捕とある。逮捕容疑は、本牧営業所助役だった平成15年4月から18年3月までの間に
約3,560万円が容疑者の口座に振り込まれ、今年5月末のの残高は11万円である。
 そのほか、緑営業所、滝頭営業所の職員が6,290万円着服の容疑で逮捕されている。この3人だけの着服額は、約9,850万円にも上がるのである。
 この報道を読んで、今年になって赤字路線だといって相当数の路線廃止、路線変更、民間会社へ委託、便数の削減などなど全て利用者に負担が強いられた。それほど赤字なのか。
 そして、売上金の管理システムのずさんさが浮き彫りになった。毎日の乗客数の把握、金額の照合、毎日の売上額推移表などを民間会社は作成管理する。しかし、報道によると「7月中にも服装や公金管理をチェックする『監査課』を設置して再発防止を図る」としていることからも、この永い間、全くの形式管理に止まっていたことが分かった。
 市バスは赤字ではなかった。と言えそうだ。社会保険庁と同じような構図である。現金を扱う者の原則、収入・出支・残高のチエックをしていなかったことに憤りを感じる。石原都知事が提唱していた公共団体の経理複式簿記化であれば、簡単に言えば、市バスの場合「現金出納帳」を活用していれば絶対に現金の過不足は見抜けていた。恐らく、単式簿記を採用していたのだろう。
 バス料金のこんな多額の窃盗は、民間会社では起こりえない。廃止された路線は民間会社に委託されているが、どれくらいの補助金が出ているのだろうか知りたいものである。
コメント (1)
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