いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

注目議員は落選したけれど!

2007年07月30日 10時57分11秒 | 兎に角書きたいの!
 30日、参議院選挙の投票結果がほぼ判明した。自民党がこんなに大敗してしまっては、注目議員の当落はあまり問題ではなくなったが同じ自民党内にいてこんな発言、思いをもっ議員を私は許せなかったので兎に角書いてみる。

 高知選挙区の田村公平候補(元政務次官・自民党・公明党)は、7月16日にこう発言している。
 「絵に描いた(安倍首相の掲げる)『美しい国』で応援にこられて適当なことを言われたら、バカにされたような気がする」と痛烈に批判したとの報道であった。

 私は、この発言を見て読んで何ということか。これが国会に立つ方の信条なのか。いや違うだろう己の名誉欲で国会議員になろうとする姿勢だろう。
 選挙結果は。
   当選166220票 武内則男 民新
   次点154104票 田村公平 自前・公 であった。
 自民党がこの様に大敗するとは思わず、そこそこの敗北と思っていた。その、そこそこの敗北と思っていた私は、もしこの人が当選したら自民党はダメだなと言う思いがあった。結果は自民党の大敗で私の展望を述べる基盤を失っしまった。

 それにしても安倍内閣の大臣の発言はお粗末と言うほかはなく、安倍総理に人を見る目が無かったからなのだろうか。
 ・佐田玄一郎 前行革大臣  「架空の政治団体の事務所経費問題」
 ・柳沢伯夫  厚生労働大臣 「女性は生む機械・装置発言」
 ・松岡利勝 前農林水産大臣 「ナントカ還元水」発言の事務所経費問題・自殺
 ・久間章生  前防衛大臣  「原爆投下に『しようがない』発言問題」
 ・赤城徳彦  農林水産大臣 「政治とカネを巡る問題・二重計上の疑い」
そのほかの発言を見ても例えば
 ・7月29日投票日では夏休みに突入してしまい、政治に関心のない人たちに行き届かない政治になる。
 ・参院は首相官邸の人気とりの道具ではない。
 ・アルツハイマーの人でも分かる
 ・自殺した大臣の事務所費について「芸者の花代に使った」などなど取り上げたらきりが無いが、この発言はいずれも自民党議員によるものである。
 加えて、「5000万件にも及ぶ年金記録紛失」問題は、決定的な自民離れであった。そして、「改正政治資金規則法」も領収書添付は、5万円以上とした庶民感覚からずれた判断誤りも大きい。国へ税金を納めるためには、支出が1円であっても領収書の保管を求められている。いわんや、それを手数がかかるとか情報が漏れるとか自己防衛のための論理でこの改正法を成立させたことに政府の自民党の国を良くしていこうという覚悟が全く見えてこなかった。
 自民党参議院のドンと言われている、青木幹雄参議院員会長・片山虎之助参議院幹事長の存在は、古い体質の自民党を代表しているようなものである。

 今回の選挙結果から国内問題については、細かい議論が推し進められ民主党が掲げる開かれた政治を推進していくことになるだろ。その面ではよしとするが、日本の国外に対する対応が心配である。
 現に、北朝鮮メディアは、日本の首相退陣を求める論評を出している。今後、日本の国益を見据えた外交が展開されていくだろうか。民主党が真に二大政党として対峙できる責任ある政党であればこの様な思いもあまり重く考えなくてもよかろ。
 いずれにしても、今回の選挙でこの様な選択をした国民は、これから起こるであろう様々な問題を甘受しなければならない。
 民主党の国防問題そして外交問題については、党内の動向伺いの姿勢である限り決して日本を良い国に導いていくことはできないだろう。そこのところに民主党に対する歯がゆさがある。観念論に取り付かれている限り、日本の政治はよくならない。
 今後は、政治の成り行きを見守ってゆきたい。今回の選挙結果が、今後凶とでるか吉とでるか。

 「どの党に投票するか、もう決めてますか」
 「うん決めているよ。いつも後で後悔するんやけどな」

 風の吹くままに投票!とは言わないが、この選挙結果が、政策や外交をたな晒しにしないような国会運営を私は願っている。
 
コメント
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