いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

民主党・教育委員会・病院の共通項

2006年10月18日 09時53分07秒 | シルバー社交ダンス風景
 今問題になっている教育委員会そして分娩中に意識不明となった妊婦の症状誤診により死亡した事件。この事件の対応は、まず責任回避の言葉を発し前言葉を覆して言い訳弁明の言葉を並べる。全く同じ体質で、自己保身・責任回避を図る構図である。
 国を司る「民主党」の対応がまたこれに似ている。「周辺事態と認定」に対して、民主党は17日、北朝鮮の核実験実施を「周辺事態」として認定することに反対する方針を鮮明にした。
 小沢氏が「周辺事態と認定するのは無理がある」ときりだすと、管・鳩山両氏は同調した。鳩山氏は記者団に「これを周辺事態と言うなら、(核実験を)中国やロシアもやっているし、何でも周辺事態となってしまうと」説明した。との報道である。それも、
「10月22日の衆議院統一補欠選挙をにらみ、政府・自民党との【対立軸】を鮮明にするためとみられている。」と報道されている。
 民主党は、中国やロシアが核実験をしたときに「抗議」をしているか。したか。十分に自分の言っていることしていることをわきまえているのか。
 この民主党の態度は、問題とされている教育委員会・病院の対応と変わるところは全く無い。民主党も自己保身、代表の面子だけの話しで日本をどう守るかの次元からの反対ではない。国より代表の自分を守りたいのである。
 前原誠司・民主党前代表は、「(民主党は)反対のための反対もいいが、日本が動かないという選択はありえない。(党首脳と)私は、全く違う。」と述べている。これは前者は「己」を思い、後者は「国」を思っての発言の違いである。
 記した教育委員会・病院の対応の仕方と今の民主党の対応の仕方はこれらと同じレベルとしか言いようが無い。二大政党なんて夢のまた夢でしかない。

 周辺事態の概念に関する政府統一見解第6号
「ある国の行動が、国連安保理によって平和に対する脅威、平和の破壊または侵略行為と決定され、その国が国連安保理決議に基づく経済制裁の対象となるような場合であって、それが我が国の平和と安全に重要な影響を与える場合。

 【政府の統一見解は、平成11年の国会審議で、前原氏の質問に対して政府が統一見解として示したのが、周辺事態を認定する際の6類型である。今回の事態は、6番目に示された例に限りなく近い状況だ。周辺事態と認定できる。】とも前原氏は述べている。

 相も変わらず、反対のための反対党である。言葉遊びの政党?いや!笑劇場型の政党である。なんでもかんでも国民の関心を引きたい。ただそれだけの政党。劇場を出れば、もう自分の世界に没頭する。
 私は、強く二大政党時代の到来を熱望するもので決して自民党だけでいいとは思わない。全うな対立軸があってこそ国民の安全・生活が守られる。それを、もっともしっかりしなければならない政党がその芽を自ら摘んで歩いている。人の揚げ足を取るだけがウマイ政党になっている。と言っても揚げ足取りは誰でもできることではある。
 民主党には、今後、アメリカ、ロシア、中国などの核保有国が核実験をしたならば素早く直ちに抗議することを願っている。
コメント
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