若かりし頃、九州に出張の折、よく利用した寝台特急列車のブルトレ「はやぶさ」が今日で、運転を辞めることになる、というのを、今朝のTV番組で報じていたのを見て、涙が出そうになった。
かつて、東京を出発してまもなく、友人と連れ立ってその食堂車に行き、ビールを飲みながら、若くて可愛いいウエイトレスさんの品定めをしたり、ひやかしたりして楽しんだこともあった。
かと思うと、結婚のための見合いで知り合った女性が、ブルトレに乗車する私を見送りに東京駅に来てくれていたのだったが、結婚に乗り気でなかった私は彼女に気づいていながら、あえて声をかけずに彼女を無視して東京駅を出発してしまったこともあった。思えば、実に罪なことをしてしまったものだ。出発のベルが鳴る中、ホームで私を探そうとあせっていた彼女の心情を思うと、今でも胸が痛くなる。恐らく、こういうことは生涯忘れないだろう。
かつて、東京を出発してまもなく、友人と連れ立ってその食堂車に行き、ビールを飲みながら、若くて可愛いいウエイトレスさんの品定めをしたり、ひやかしたりして楽しんだこともあった。
かと思うと、結婚のための見合いで知り合った女性が、ブルトレに乗車する私を見送りに東京駅に来てくれていたのだったが、結婚に乗り気でなかった私は彼女に気づいていながら、あえて声をかけずに彼女を無視して東京駅を出発してしまったこともあった。思えば、実に罪なことをしてしまったものだ。出発のベルが鳴る中、ホームで私を探そうとあせっていた彼女の心情を思うと、今でも胸が痛くなる。恐らく、こういうことは生涯忘れないだろう。