手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

2007年度の土曜教室が無事に終了した

2008-03-14 20:11:48 | 社会
先週の土曜日に、小学校4,5,6年生を対象として、昨年5月から行われてきた土曜教室が最終日を迎えた。最終日なので、出席する生徒が少ないのでは、と思っていたが、そういうことはなく、4年生、5年生ともそれぞれ30名くらいの生徒さんが出席していた。ただ、3月19日に卒業式を控えた6年生は、出席者が少なく、5名ほどが出席していた。
土曜教室は、通常の学校の授業と違って、生徒たちが自由出席制である。私が担当した小学校では、生徒の自主学習に任せて、わからない箇所を質問させてそれに応える、というようなスタンスをとっていると、残念ながら、生徒たちが、通常の学校の休み時間と同じくらいに騒いだり、あるいはそれ以上に、ふざけ合ったりするのが普通であった。
そんなわけで、私は、土曜教室に臨むときは、しょっちゅう、学校の授業や塾ではやっていないような、ちょっと変わった話題を提供して、知らず知らずのうちに、なんらかの学習効果が得られるような工夫をしてきた。最終日の土曜日には、私は、単1から単4までの乾電池4種類を持参して、生徒に見せ、電圧が何ボルトなのか、とか、プラス・マイナスの極性とか、などを質問した。意外なことに、5年生でも電圧が1.5ボルトであることなど、知らないのには驚いた。また、電圧や抵抗値なども計測できるテスターも持参したが、これには生徒さんみんなが興味を示して、目を輝かしてくれた。ついでに、家庭での電源コンセントの電圧のこととか、それが、乾電池と違って、時間とともにプラス・マイナスの極性が変わることなど、丁寧に説明したらみんな目を丸くして驚き、聞き入ってくれていた。--かくして、先週、土曜教室は終わった。
最終の土曜教室を終えて、帰宅するとき、たまたま学校の用務員をつとめる方に会って、廊下で立ち話をする機会があった。その方の話では、生徒たちは、土曜教室での授業の態度と普段の学校の授業の態度はまるっきり違う、と言う。つまり、学校での授業では、生徒たちは、先生の話は素直に聞くなど、日ごろの態度が通知表にじかに反映されるので、土曜教室のようなふざけ気味の態度をとることは無い、そうだ。--こんなことを伺っていて、私には「やっぱり、そうだったのか」という思いがした。
毎週、毎週、土曜日に出ていくのは、ある程度のトシの私には、ちょっと面倒に思うこともしばしばあった。けれど一方で、強制でもない土曜教室に登校する生徒さんには、なんらかのレベルアップをしてほしい、という思いが私には強く、私なりに努力して教材作りをやってきたつもりである。実際、目を輝かせて聞き入ってくれていた生徒さんもいたので、土曜教室が終わった今は、私の話が、少しでも彼ら、彼女たちに役立ってもらえたなら、と思っている。
コメント
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