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昨日記190117 木(ギャラリートーク1990年代の美術 ギャラリー白)

2019年01月19日 19時28分05秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
午前中から午後にかけて、フェースブックにコメントしたり、昨日記を書いたり編集したりした。
遅い昼食後、副食作りや食材の買い物といった、食事関連家事に追われた。
食材の買い出しも、2軒のスーパーを回ったのだが、距離も離れていて時間もかかるし肉体的にも負担であった。
夜7時15分から西天満のギャラリー白での有料ギャラリートークに参加を予約していて、美術記者の小吹さんと元神戸アートビレッジセンターの木下さん(現在大阪大学准教授)との対談がありそれに間に合わせるため、必死に食事関連家事の作業を行った。
その後、大急ぎでメトロに乗り、必死に歩いたが、結局5分ほど遅刻してギャラリー白にたどり着いた。
会場について、足は疲れ、汗をかき、途中で居眠りしないか心配したが、ほとんど居眠りすることなくしっかりと話を聞けた。

1990年代の10年間は、ちょうど私が天王寺区の日赤近くで5年、その後西天満で5年、ギャラリーを経営していた時期に当たる。
神戸アートビレッジセンターのアートアニュアルには毎年できるだけ行っていた。
当時、それまでの現代コンクールの文脈とは違う切れ味の鋭いとんがった作家の作品が並んでいて、大きな刺激を受けた。
そういう意味でプロデューサーの木下さんのキューレーションはすごいと思っていて尊敬していたのだが、そのバックグランドをこの日初めて知った。
神戸アートビレッジセンターのアートアニュアルの出品作品は、各美大の推薦だったのだ。
そして、ディスプレイやカタログ作成は、学生同士の話し合いをしながら、学生が参加し実行させたという。
そうしたコンセプトを決め、システムを作り上げたのは、やはりすごいと思う。

ただ、今改めて聞いた話を振り返って見ると、いろいろ聞いておけばよかったという論点が浮かび上がった。
90年代の総括として阪神淡路大震災が大きな影響を与えていることは分かった。
だがそれと同時に、当時大盛況だった現代美術コンクールが軒並みなくなったことの意味や、具体メンバー(元永氏 松田氏 嶋本氏 鷲見氏・・)とその弟子や関係者たちのある意味メジャーな作家群(その関係者の多くの作家が現代美術コンクールで入選受賞していた。)や、堀尾さんのぼんくらグループに象徴され山本淳夫氏がアングラ的と指摘する現代美術グループの動向と、今回取り上げられた神戸アートビレッジセンターに取り上げられたアカデミズムの3つのグループの動きについての検討や評価は、欠如しているように思えた。
今指摘したことは、関西の現代美術の動向であるが、更に東京を含めた日本の現代美術の動向と関西の現代美術の流れとの関係も知りたかった。


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