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芥川賞作家田中慎弥氏の創作手法は?

2012年01月20日 15時43分03秒 | 注目ニュース・短感(ニュースおよび短評・感想)
芥川賞を受賞した田中慎弥氏のことに関して、ワイドショーで取り上げていた。
ニュースの会見でも話題を読んだので興味を持っていた。

ワイドショーは、彼の普段の生活時間も調べていた。
彼は、ほとんど家に篭りっきりの生活であったという。
友人もいない。
就職もしていない。
20歳の頃から、小説を書き始め、母親の収入に頼った生活をしていた。

小説や文学のことはよく知らないが、素人考えでは、文学上筋を考えたり、情景描写をするのに実際の体験があったほうが良いのではないかと思ってしまう。
小説家の話を対談で聞くと、よく取材旅行に行くとか、取材に時間を掛けたりするという話を耳にする。

ところが田中慎弥さんは、篭った状態で小説を書いていたのだ。
ワイドショーのコメンテータの小説家は、彼のことをよほど感覚が研ぎ澄まされていて感性が鋭いのだろうという意味の発言をしていた。

でも、よく考えれば何の不思議でもないかもしれない。
例えば、ハリー・ポッターを書いたJ・Kローリングも、ハリー・ポッターの世界を見たわけではなく、想像を広げて書いたに違いない。

同じようなことは、一般的なSF物語でもいえるのだろう。
そのように考えれば、彼のように、取材や体験をしなくても、多くの文学書を読み、そこから様々な情景や心情を汲み取って、自分のイメージにして小説を書く事は、可能なのだろう。

そんなことを考えると、あのシャイでぶっきらぼうで、一日中家に篭って小説を書いている、田中慎弥さんの小説を、一度読んでみたいと思った。
だが、図書館には、なかなか入らないだろうな。


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