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世間考(スポーツや将棋の人気と 若きヒーロー・ヒロインの登場)

2018年01月21日 20時12分02秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
これから、たまにニュースで気になった話題について「世間考」として思ったことを書き綴ります。

今日卓球の張本選手が、卓球の全日本選手権で最、年少で優勝した。
近年卓球が盛り上がっている。

昔(1950年代)卓球は、日本のお家芸と言われ優勝者を輩出した。
当時一般の人気も高く、私が学生時代は、あちらこちらに有料の卓球場があり中高生でも遊べる遊びの一つになっていた。
その後、卓球ブームは下火になり、日本ではあまり注目されない競技になった。
同時に、中国が台頭し、日本選手は中国選手には手も足も出ない状態となった。
ところが、2―30年前から卓球をする幼い福原愛さんが、マスコミで話題となった。
それからも、度々彼女の成長をマスコミが取り上げるようになり、徐々に卓球が注目されるようになった。
そのころ、卓球界は、中国人選手やコーチを招きレベルアップを図り、少しずつレベルアップを図り、福原選手も中国に留学したりして次第に卓球のレベルが上がった。
しかし、中国選手には勝てない状態が続き、卓球人気はそれほど盛り上がらなかった。
その間福原選手の活躍ぶりを見て、影響されて育った。
同時に、招待された卓球選手関係者から育ったのが、今の10代の卓球選手たちである。
その選手たちが、今や世界のトップ選手と互角に渡り合うまでに成長した。
当然のことながら、そうした活躍を、マスコミが大きく取り上げるようになった。
多分、今後も更に卓球人気が上がるだろう。

分野は全く違うが、今、将棋が大ブームになっているという。
これは、言うまでもなく中学生の藤井聡太プロ棋士の影響だ。
藤井4段の話題は、ワイドショーやニュースでも何度も大きく取り上げられている。
将棋は根強い人気を持っていて、多くの日本人が愛しているが、かといって、国民的に関心を持たれているわけではない。
将棋の話題が、ワイドショーに取り上げられることは、ほとんどなかった。
しかし藤井4段が前人未到の29連勝を達成する前から、確か20連勝しているころからワイドショーで話題になり始め、今では大きなタイトル戦があるたびに取り上げられている。
来月には、羽生永世7冠との公式戦も控えている。
そうしたことも含め、今後も将棋ブームは当分続くように見える。

卓球も将棋も、若者でそれも10代の中高生が記録を塗り替えるヒーローやヒロインになっているところに、世間の注目が集まっている。
そうした天才的な若者を生み出したスポーツやゲームは、大きな注目を浴び、ブームを生み、当分の間国民の強い人気が持続するだろう。
逆に言うと、そうしたヒーローやヒロインがいなくなると、そうしたブームは過ぎ去ることになる。

例えば大相撲の例を見ても、若貴ブームで大ブームだった大相撲が、若貴ブームが去り不祥事が話題になると、客席がガラガラになる事態が続いた。
現在の相撲人気からは考えられないことが、現実に起きている。

世間の目は厳しいし、同時に移り気でもあり、付和雷同の傾向が強く予測できない。
この様な、熱しやすく冷めやすいことは、政治の世界でも起きやすく、ちょっとしたことが命取りになる。



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