老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

いよいよディケアーサービスの利用開始 

2020年06月09日 20時51分33秒 | ツレアイのこと
 コロナ問題による外出自粛の影響もあるのか(本人は状況を全く理解できていませんが・・・)、またコロナ問題もあり新たなディケア―サ-ビス利用の検討が進まない状態でしたが、最近になりツレアイの症状が急激に進行。

◆家事ができないのは当然として、少しでも手伝いをさせようとしても、食器関係の名前をいってもどれかわからず、手伝ってもらうためには2倍の時間が掛るようになってしまったし、食後の食器洗いも洗剤を使用しないので汚れが残ったままで、洗い直しが必要になったりで散々です。

◆とにかく、もの忘れの進行は思った以上で、色々と言い聞かせると「判った」とは言うものの直ぐに同じことを繰り返しますし、注意事項を大きな字で書いて張っておいても、それを読まないようで殆ど効果がありません。

◆最近特に困っているのは、
・自分の家がはっきりと自覚できていないようで、幼いころの楽しい記憶だけが残っているらしい妹と従姉妹のいる淡路島に帰るのだと言って、何度言っても旅行鞄に荷物類を詰め込んで用意します。
・妹や従姉妹たちには時々電話をかけているようで、相手は“淡路に来ても1人で住むことなど出来ないよ。まして今はコロナ問題で移動などできない”と対応してくれているようなのですが、後段を『今はだめだが、その内に行ける』と解釈しているようで、何度言っても荷物類の詰め込みを辞める気配がありません。

◆さらに困っているのが、トイレの紙の持ち出しです。
・約1ヶ月ほど前から、トイレットペーパーをトイレから持ち出して、外出時に持つバックに入れたり、下着の中に入れることが続いています。(酷い時には、1日に2巻のトイレットペーパーが無くなります)

・ケアマネさんに聞くと、このような行動をする人も多く、殆どが尿漏れの心配からくるようです。とのことだったので近くの薬局に連れて行って尿漏れ用のパッドも購入しましたが、その使用方法が理解できないままに、そのままトイレに流したり、すぐに外してしまって相変わらずトイレットペーパーを下着の中に入れるという行動が止みません。


 というような次第で、昼間の時間は半分以上がツレアイのトイレットペーパー問題と、田舎に帰ると称する荷物作り問題に追われ、ついカッとなって大声を上げたり、時には身体の一部を軽く叩くようなことも生じ、自分がDVの加害者になるような恐怖も覚えますし、自己嫌悪に陥ります。


 ということで、5月末に小規模多機能施設のディケア―体験に行かせると共に。今週から週2回はこの施設のデイケア―サービス(10~15時)を受けさせることにしました。

 昨日がその初日でしたが、ツレアイがディケアーに行っている間は、久しぶりにゆったりとした時間が過ごせ、家事や溜まっている仕事などが出来ました。

 如何に綺麗ごとをいっても、女性のツレアイの方が先に認知症になった場合には、男性では対応できることには限度があり、家庭内DVなどを避けるためにもこのような制度利用は仕方ないと思います。

 心配していましたが、本人も機嫌よく帰宅してきましたし、暫くはこのデイケア―サービスの利用を考えていきたいと思っています。(まさ)