老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

箕面の滝へ紅葉狩りに 

2016年11月25日 20時46分14秒 | 旅行/色々な風景
 2日程前から本格的な冷え込みとなりましたが、今日は晴れ間も見える天気となったので、近場での紅葉狩りでもと思い、約40年振りに箕面公園の滝まで足を伸ばすことにしました。

 梅田から阪急電車の石橋経由で箕面駅まで1時間足らず。そこから片道3km弱の山道の手頃な散歩道です。
川沿いになだらかな坂道を登るのですが、紅葉の見収め時期とあってか結構沢山の人出でしたが、大阪の他のポイントに負けないぐらいのインバウンドの多さにはチョットびっくり。

 先般行った丹波の紅葉と比べると、少し見劣りする感じはするものの、川沿いに色々な色の紅葉を楽しみながら滝に到着。
丁度雲も切れて明るい日差しになり、水と紅葉したモミジとの対照を楽しみましたが、上手い具合に滝の下の方に虹も現れてくれました。

 その後、ゆっくりと道を引き返して、帰路につきました。
これが今年最後の紅葉狩りになるでしょうが、先日の丹波や自宅近くの紅葉等、今年は紅葉を堪能しました。(まさ)


川沿いの紅葉

こんな真赤な紅葉も

日が当たるとこんな紅葉も

赤い橋と山の紅葉

滝の全景

モミジと滝

滝にかかる虹

途中の道路脇で見つけた箕面らしい柵の飾り

日本は「ブービー賞」と、「化石賞」を受賞しました

2016年11月24日 19時46分25秒 | その他
 10月9日付のブログで、日本がパリ協定の批准が遅れたため、11月7日からモロッコのマラケシュで開催されている第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)にはオブザーバーとしてしか参加できないことを書き込みましたが、この地球環境を守る一連の動きの中で、我が日本は栄えある賞を二つも獲得したようです。

◆先ずは、ブービー賞
ドイツの環境シンクタンク「ジャーマンウオッチ」が発表した、世界の主要58の国と地域の地球温暖化対策の評価では、我が国は最下位の原油産出国サウジアラビアと殆ど変らない評価で、堂々のブービー賞に輝いたようです。
これは、再生可能エネルギーが増加していることは評価されたものの、原発頼みの削減に固執したため、原発の稼働率低下で、二酸化炭素排出が多い石油石炭発電の比率が増えたことが要因です。

◆もう一つは、化石賞です
世界の環境保護団体が組織する「気候行動ネットワーク」は、地球温暖化対策の前進を妨げている国に贈る「化石賞」に日本を選んだようです。
「パリ協定」を批准しながら、二酸化炭素排出が多い石炭に依存し、石炭火力発電技術の海外輸出に積極的な矛盾した行動が理由のようです。


 何れにせよ、この不名誉な賞は、原発に余りにも依存し過ぎて、再生可能エネルギーの活用に努力をしてこなかったツケといえるでしょう。

 日本での原発推進の危険性を身を持って経験した以上、日本は地球温暖化対策の為には、原発依存を諦めて再生可能エネルギーへの切り替えしか方法がない事は明らかです。
この移行期間中に、石油石炭に頼らざるを得ないのなら、二酸化炭素の発生を少しでも抑える技術開発に国を挙げて取り組み、さらにその技術を世界に展開させて、地球全体の温暖化対策に貢献することが必要でしょう。

 原発の安全対策や事故処理に莫大な費用が掛っていることを考えれば、上記の技術開発に関する前向きな費用投下など知れているでしょう。(まさ)

晩秋の丹波路を訪ねて  (その2)  ~丹波路と篠山の風景~

2016年11月23日 19時37分42秒 | 旅行/色々な風景
 21日の丹波寺モミジ紀行の途中で出会った、この時期の丹波路と篠山市のどこか懐かしい風景を紹介します。(まさ)


高源寺付近での霧のかかった山

道の駅「あおがき」の近くの風景

円通寺付近で  今回の丹波では、あちこちでコウテイダリアが目につきました

丹波路のあちこちで、モミジと共に目についたのがカンザクラでした

岩瀧寺の奥にある「独鈷の瀧」

高山寺付近で  丹波路にはとに角カキが多かったです

篠山市 大正ロマン館

篠山市 町中で見つけたボタン鍋料理の専門店の広告

篠山市 武家屋敷群  このような藁屋根の家も点在します

篠山城跡

篠山市内で見つけた駐車場。 番号が昭和・大正・明治・・・となっています


晩秋の丹波路を訪ねて  (その1)  ~紅葉~

2016年11月22日 21時06分07秒 | 旅行/色々な風景
 昨日、予てから訪れたかった丹波路の紅葉を楽しんできました。
最近の近場への小旅行は、今まで余りにも近くて見逃していた名所を、ベストシーズンに出来るだけツレアイと一緒に回るようにしていますが、行き先のネタ仕込みはもっぱら旅行会社のパンフレットです。

 自宅に送られてくるパンフレットの中から、季節ごとの行き先を選び、後はもっぱらインターネットで調査し、できればその近くにある余り有名でない名所などもチェックして行程決定です。
後は車のナビ任せですが、どうしても詳しい住所や行き方が判らない所もあり、その時は近くの観光案内所にお世話になることにしています。

 今回は、丹波路にある紅葉の見所を中心に、今まで通り過ぎるだけでゆっくりとしたことのない篠山にも立ち寄ることにしました。
 
 早朝に自宅を出て高速利用で、先ずは丹波市青垣町にある高源寺へ。その後あちこちの道の駅に立ち寄りながら県道をゆっくり走り、丹波市氷上町にある円通寺岩瀧寺高山寺の3つの古刹を回り、それぞれに異なる趣の紅葉の美しさを堪能しました。

 その後、篠山市に行き、何か美味しいものをと店を探しましたが、名物のボタン鍋は高すぎて手が出ず、結局は大衆食堂のとろろそばで我慢して、近くの肉屋に立ち寄ってイノシシ肉を自宅用に購入しました。
篠山市は、大正時代の建物など昔の面影が残る町並みで、城跡の近くには御徒士町武家屋敷群という町並みもあり楽しめました。

 篠山から大阪には高速道路ではなくR173で帰りましたが、途中で最後の目的地である洞光寺という古刹に立ち寄りました。

 計5つの紅葉の名所といわれる古刹を巡ってきましたが、今月初めの冷え込みの為か、どこもモミジ・イチョウ・ドウダンツツジなどの紅葉は非常に見応えがありました。

 写真は、とりあえず紅葉の様子をお知らせし、篠山市の様子や紅葉以外の風景は後日お知らせします。(まさ)


高源寺 ドウダンツツジ

高源寺 苔むした灯籠の上にモミジの落葉

円通寺 モミジのトンネル

円通寺 本堂裏の庭

円通寺 山門横の壁の上

岩瀧寺 藁ぶきの本堂

高山寺 山門から見た境内のモミジ

高山寺 モミジの落葉

洞光寺 杉林越しにモミジが映える

洞光寺 真っ赤なモミジ

洞光寺 苔の上のモミジの落葉

日本の人口減少に思う 

2016年11月21日 20時19分52秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 先日発表された前回の国勢調査の結果で、日本の人口減少がはっきりとしてきました。人口の頭打ち現象はいわゆる先進国と呼ばれる西欧諸国や中国などでも明らかになっています。

 2016年での世界の総人口は約73億人と推定されていますが、全体で見ると人口増加は続いており、2013年に国連が発表した「世界人口展望」(2012年改訂版)では中位値として2025年に約81億人、2050年に約96億人、2100年には約109億人に達するとの予測がされている一方で、地球の食料や資源の提供能力から見ると世界人口は80億人で頭打ちになるという予測もあるようです。
  
 こういう世界的な状況で考えられる将来の見通しは、
・世界的な食糧やその他資源の供給限界を考えれば、現在の先進国への資源の配分率は低下する。
・いわゆる後進国の経済成長で、現在の先進国の工業生産比率は低下する。
・日本などのように食糧自給率が40%にも満たない国では、食糧の確保が最大の課題となる。
・それに追い打ちを掛けるのが、人口減少による労働力不足と、国内市場の縮小。
でしょう。

 そうなると、客観的に考えれば、将来の日本の経済縮小は避けられず、その中で如何に均衡のとれた社会を目指すのが、現在の政治家の役割でないでしょうか。
こんな現実に目をつぶり、選挙での票獲得を最大課題として、経済拡張という偽りの甘い夢を追い求めざるを得ないのが、現在の情けない政治屋でしょう。(まさ)